しらべる10周年
「読書」について、指針としている言葉がある。
反論し論破するために読むな。
信じて丸呑みするためにも読むな。
話題や論題を見つけるためにも読むな。
しかし、熟考し熟慮するために読むがよい
ベーコン随想集 より
「ことばの贈物」岩波文庫 1985年5月刊
人は何のために読むのか。
・学ぶため
・リラックスするため
恐らく、この2つに大別されるだろう。
学校に通っていた頃から、つい 10年ほど前までのこと。
時にページのスミを折り曲げ
時に線を引きながら
本を読んでいた。
まるで、中校生が参考書に相対するように。
苦しかった。
とても、苦しかった。
そこに書いてあることを、寸分も学び漏らしてはいけないと考えていた。
読書は何度も中断した。
一度中断すると、再開前のテンションに戻るまでがひと苦労。
あまりの苦しさにページが進まない。
そして、また中断する。
一冊の本を読むのに何ヶ月もかかることがあった。
しらべるを始めた10年前、その考え方が変わった。
その契機が フランスの思想家 フランシス・ベーコンの言葉だった。
ベーコンのことはよく知らないが、偉い人のようだ。
その偉い人の後ろ盾を得て、自分の速読がまちがっていないと思うことができた。
そして、今の読書スタイルができた。
読書によって、次々に興味の対象が沸き出てくる。
それを、しらべる。
こうして、しらべるは今日で10周年
連続更新は 3,652日
皆さんが読みにきてくださることがとても励みになります。
いつも、しらべるを読みに来ていただき、ありがとうございます。
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コメント
moto様、10周年おめでとうございます!
“反論し論破するために読むな。
信じて丸呑みするためにも読むな。
話題や論題を見つけるためにも読むな。
しかし、熟考し熟慮するために読むがよい”
この言葉、「うんうん」と頷いてしまえます。
と、言いつつ、私は刺激欲しさに読書をするのですが、数年前ほど本から刺激を得れないため、ここしばらくは本離れしております・・・。読書タイムでもあった入浴タイムは、このところ瞑想or空想タイムとなっております。
投稿: しろ | 2010年4月21日 (水) 00時29分