長野マラソンのテーマは「肩胛骨」走法
例年、走り始めてすぐに風邪をひく。
カラダが運動に慣れておらず、免疫力が低いところに強い負荷がかかるためだ。
いつもならば、早めのパブロンで治すところ。
今年も走り始めて1週間、夜はずっと鼻水が出たがパブロンはのまず。
カラダの自然治癒力を高めることにした。
その日に走るコースは、WEBサイト「ジョギングシミュレーター」で決める。
合計が 10kmになるように線を引き、頭に入れて外へ出る。
以前は、そのコース通りに走らなければ走行距離がわからなかったが、GPS時計「フォアアスリート」を買って以来、そのストレスがなくなった。
マラソン書籍では、このGPS時計を強く推奨しているものは見あたらない。
2010年初頭の新刊まで、今シーズンは30冊ほどを読んだが一冊もなかった。
ランニング時計は必需品です
最近はGPS機能がついていて、走った距離がわかるものがあります
どの書籍も、概ねこの程度。
実際に走っている人たちと、書いている人の距離を感じる。
ウェアを初めて買い換えたあたりから、走法、練習方法、すべてを一から見直す動きが始まった。
脳が「4時間半でマラソンを走るランナー」と「現状の自分」との差を埋めることに取りかかったのだ。
最初に考え方を変えたのは呼吸法。
丹田呼吸法を基本にして、息は「すっ」「すっ」「はー」「はー」「はー」
軽く口を開けて、口と鼻の両方で息をする。
去年の今頃は 3拍吸って 6拍吐いていた。
今年はその改良版で 2拍吸って 3拍吐く。
そしてまだ、丹田に3割、息が残っていると念じる。
走り初め、給水後、上り坂をのぼり終えたあとなどに、改良版丹田呼吸法をやると息が落ち着く。
次は上り、下りの走り方
上りは 尻と太ももで走っていること、ふくらはぎを使っていないぞということを意識する。
肘をテンポよく引いて、推進力にする。
下りは こぶしを腰よりも下にだらーんとぶら下げる。
足裏全体で着地して、思い切りくだる。
過去のシーズンでは、ひざの故障を恐れて下りは重心を後ろに置いて、だましだまし下っていた。
それを「脚を壊す」程度まで思い切りいく。
それによって、レース後半を乗り切る強い脚ができる。
ただし、レースが近づいたらもう、そんな走りはしない。
レース前6週を切ってからは「高低差ラン」をコースから外した。
今回のマラソン、最大のテーマは「肩胛骨」
あれこれ欲張らず、今シーズンは「肩胛骨」で走るフォームを完全に身につけることに専念しようと決めた。
肩胛骨を引くとカラダにねじれが起きる。
そのねじれで骨盤が背骨を中心に回転する。
すると、ストライドが伸びる。
同じ運動負荷でストライドが 1cmでも伸びれば、タイムははるかに速くなる。
週末限定で 走り始めて1か月。
ひどい風邪をひくこともなく、脚が痛くなることもなく順調にきている。
ここで調整レースとして「川崎ハーフマラソン」に出ることを決めた。
長野マラソンの5週間前
ちょうどいい頃合いだ。
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