« あたり構わずメールで要求する人たち | トップページ | 長野マラソンの設備は日本一 »

2010年4月30日 (金)

朝食の買い出しと大阪王将

長野マラソン2010を走る!3話

レース当日の朝食は福岡大学 田中教授の著書「賢く走るフルマラソン」を元に、次のように決めている。

 おかず
■納豆
とんかつ

 炭水化物(摂らなくてもよい)
■ごはん 軽く1膳

ポイントは、高タンパク、高脂肪かつ消化のよいものを食べること。
炭水化物は 最低限 <ごはん1膳>に抑える。

おかず候補は 他に、チーズ、玉子なども好適。
もち、パン、カステラ、バナナなどは摂らないほうがよい。

よく「消化に悪いものはよくない」と本に書いてあるが、少量であれば悪影響はない。
レースの朝はいつも、とんかつを1枚 食べるが、もたれて体調が崩れたことはない。

今回は初めての「旅マラソン」
自宅から出発する「日帰りマラソン」とは、プランが違う。

まず、前日に「納豆」「とんかつ」「ごはん」を買い冷蔵庫に入れておく。
炭水化物は、宿に電子レンジがある場合「白ごはん」
電子レンジがない場合は、おにぎり。または冷たいのを覚悟で白ご飯を買う。

電子レンジが使えなかった場合、全体が冷たいので、暖かい汁物をメニューに追加。
カップ入りのインスタントみそ汁を買う。

買出店は事前に目を付けておいた長野駅前の東急ストア。
食品売り場には、東京青山のとんかつ「まい泉」が入っている。
とんかつは 肉70g の「小」を選択。
白ごはんは料金そのままで、分量を 130g まで減らしてもらった。

ここで、人が違うのに気づく。
漬け物を売っていた派遣店員のおばちゃんに、カップ味噌汁の場所を尋ねる。
東急ストアの店員に受け渡してくれた。
総菜コーナーに白ごはんがなかったので、どこかに置いていないかと尋ねる。
テナントで入っている「まい泉」まで一緒に行き「白ごはんの単品売りできる?」と聞いてくれた。

東京のスーパーでは、派遣店員から 「自分はここの人間じゃないから」といった反応が返ってくることがある。
自分の売り場にないものは「ここにあるのが、全部です」と言って、他を探そうとはしない。

すべてのお目当てを買いそろえ、次は夕飯。
長野入り前日、珍しく脳を酷使したところ、体重が1kg減ってしまっていた。
理想としては、1週間前までに減量を終え、三日前からのカーボローディングで体重が 1kg程度増えるのがいい。
カラダが軽いことは、マラソンランナーにとって大歓迎なのだが、脳が糖分の代わりに筋肉中のグリコーゲンを取り崩していたらまずい。
ここは、炭水化物を大量に食べておきたい。

Osyo そう思いパスタ屋はないかと辺りを見渡すと、長野駅ビルに「大阪王将」の文字が見えた。

17:45
まだ時間が早く、店内は空いていた。
チャーハン、ラーメンをちょっと盛りではなく、フルサイズで注文。
しっかり明日の栄養になるよう念じながら、一口30回ずつ噛んで食べたら、30分かかった。
店を出る頃には、ランナーらしき人たちの行列ができていた。

入浴を済ませ、あとは部屋をあったかくして寝るばかり。
就寝予定の 20:45まで、まだ時間がある。
脳が疲れないよう、パソコンも本も持ってきていない。
ベッドに寝転がり、余計なチャンネルを選択しないよう、細心の注意をはらいながらテレビをつける。
それから1時間。異常なほどカラダが熱いことに気づいた。
慌ててエアコンを切り、体温を測る。
平熱よりも1度高い・・・

まさか、4ヶ月順調に準備してきて、前日になって風邪をひいたというのか。
明日起きて38度以上だったら、出場さえ危うい。棄権の2文字がよぎる。
長野まで来て走らずに帰る。そんなことは一度も想像しなかった。
スタートラインに立ちたい。
祈るような気持ちで眠りについた。

長野マラソン2010を走る!

| |

« あたり構わずメールで要求する人たち | トップページ | 長野マラソンの設備は日本一 »

しらべるが走る!」カテゴリの記事