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2010年4月26日 (月)

そこまでやるか!走ること以外の準備

川崎ハーフマラソンを好結果で終えた翌日から、長野マラソンまでの5週間は、走ること以外の準備を進める。

レース終盤になっても、腰の落ちないキレイなフォームで走りたい。
フォームが崩れなければ、タイムもついてくる。

そう考えて、階段登りを始めた。
ビルの1階~10階までを 1日3セット。

人は重心を上下に運ぶことで、体幹が鍛えられて、正しい姿勢で歩くことができるようになる。
駅のエスカレーター使用は4か月前にやめた。
そして、ラスト5週間は、あらゆるエレベーターの使用もやめた。

体重は順調に落ちている。
だが、念には念をいれる。
研究しておいた5種類の「お通じがよくなる」商品のうち、効果が高い2点をセレクト。
レースウィークと同様、金曜と土曜に1種類ずつを摂り、日曜にもっとも体重が軽い状態をつくる。

レース6日前からのカーボローディングは、マラソンも5度めとなると、手慣れたもの。
今回は、一歩進んで レース中のカラダについて研究した。

「マラソンを走る」という作業を物理的に司っているのは、全身の筋肉。
筋肉が使うことができる栄養は、その筋肉が持っているグリコーゲンだけ。
そのグリコーゲンは、どれだけカーボローディングでため込んでも、レース半ばには枯渇してしまう。

そこで、レース中に外から栄養を入れる。
川崎ハーフマラソンで、30分に1回ジェルを摂ることをテスト。
ハーフの距離では、最後まで体力が落ちないことを確認した。

ラスト5週間では、外から入れた栄養を、いかに筋肉に効率よく受け渡せるかを考えた。
運動とカラダの関係についての文献を読みあさり、運動中の栄養伝達に必要な成分を突き止めて、サプリで摂った。

自分のカラダのことは、わかっているようでわかっていないもの。
「ピークが1週間前にきた」
とプロがコメントしているのを目にするが、それはどういう基準なのかは語られていない。
今、自分は体調がいいのか、悪いのか。
思い込みと、曖昧な感覚の範疇を出ない。
そこで、今後のレースのために血圧、心拍数、体温のデータを記録した。
今年から取り始めた体組成計のデータと共に、来期のマラソンには比較対象として役立つだろう。

3月25日、気象庁が4~6月の3カ月予報を発表した。

「平年に比べ気温が高い地域が多い」
「4~5月は寒気が入り込むため、北日本を中心に一時的に寒くなる」
「4月は、北日本では晴れの日が多い」

去年の長野マラソンウィークは、最高気温23度。
寒い日が来るか、暑い日がくるか。
どちらがきてもいいように、準備をする。
過去4回のマラソンで寒さ対策の備品は揃っているが、猛暑用の備品がない。
そこで、アシックスの「吸汗」機能がついたキャップを購入。
ウルトラマラソンで被るような「日よけ」が垂れ下がっているもの。
そこまでやるか・・
とこれまで、人がかぶっているのを冷ややかに見ていたのだが、この際見た目は度外視。
機能と効果だけを基準にして、いいものは何でも取り入れた。

2週間前
”金哲彦メニュー改造版”に沿って、練習量は落としているが、走った後の疲れは、いつもより増している。
歩いているだけで、あちこちが痛い。
故障に過敏になる頃、カラダは信号を送ってくるのだ。
これは、マラソンが近づいた時期のお約束。
いよいよ、レースが近い。

1週間前
いよいよ、週間天気予報でレース日の予報が出た。当日、長野地方の予報は「はれときどきくもり」
レース8日前の土曜日、
長野地方は 晴れ、気温23度だった。
この気温がレース当日にくるのだけは勘弁してほしい。

7日前が練習ラストラン。
4ヶ月前とは違い、もう今は走ることが苦痛ではない。
だが、好きになったというところまではいかない。

走り初めの頃、東京は1ヶ月近く晴天に恵まれた。
あの頃は、気持ちよい天候が、よどんだ自分の気持ちにはもったいなく思えた。
今は心から、晴天を楽しむことができる。
無理しないよう、カラダの声を聞きながら大切に走る。
4ヶ月で積み上げたものを、故障で失いたくない。

天気予報は間もなく、晴れ時々曇りから晴れに変わった。
予想最高気温は、17度から徐々に下がり、二日前の時点で14度。
この予報どおりならば、過去3大会と比べて、まちがいなくベストコンディション。
予想最低気温は1度。スタート前の寒さをしのぐポンチョを手荷物リストに復活させた。

長野マラソン2010を走る!

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