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2010年4月18日 (日)

マラソンランナーが言われたくない励ましの言葉

きょう 4月18日は、2つの市民マラソンが開催される。

茨城県土浦市では「かすみがうらマラソン」
1991年に始まったこのマラソンは、今年で第20回。
16000人が走る。
今年は出場者が増えたため、スタート位置が競技場から ホテルマロウド前に移動。
主催者は安全対策と説明している。

身近な福祉をテーマに掲げており、盲人の部が設けられている。
今年からは、車いすマラソンも始まる。

長野県長野市では「長野マラソン」
長野オリンピックを記念して1999年に始まったこのマラソンは、今年で第12回。
8000人が走る。
前回につづき、今回もエントリー受付初日で定員に達した。

併設の車いすマラソンは今年で6回めだが、
今年から、視覚障がい者の部を新設した。

東京マラソンが火付け役となった「マラソンブーム」
これだけランナーが増えると、あなたの周りにも
「この週末、●●マラソンを走るの」
という人が一人や二人いるかも知れない。

そこで、マラソンランナーの側からみた
「マラソンランナーが言われたくない励ましの言葉」
を紹介しよう。

■無理しないよう 頑張ってください

無理です。
無理します。
無理しなければ、42km 走れません。

■ほどほどに頑張ってください

お気持ちはわかりますが、やはり、ほどほどには頑張れません。

■怪我に気をつけてください

この言葉、ダメです。
ランナーはレースを前にして、どんな気持ちになっているかという想像力ゼロの言葉。

「どうか、脚が痛くなりませんように」
「無事、走りきれますように」
ランナーは祈るような気持ちでいるのです。
その潜在意識に、怪我、故障という言葉で働きかけるのは酷。

「脚を痛めないように!」
具体的になればなるほど、ダメの度合いが強まります。

「無理せずに、ダメなら、棄権してください」
これは、勇気を持って棄権した人に、後から
「その引き下がる勇気を尊敬します」
と言えばいいことであって、レース前に言うことではありません。

「死なないように」
こういうこと、ほんとに言う人がいるのです。
もちろん、愛情をもって言ってくれているので、いやな気持ちにはならないのですが、気持ちよくはない言葉です。

それでは、なんと言えばいいのか?
それは、以下のような言葉です。

●頑張ってください!

「頑張ってください」は曖昧な励ましであって、励ましになっていない!
などと屁理屈をこねる人がいますが、その状況において、それが唯一無二の言葉であれば「がんばってください」が正解なのです。
むしろ、それを避けて具体的な言葉をいうと、ドツボにはまります。

●完走を祈っていますよ!

これこそが、素直に「ありがとう」と言える言葉です。
「いや、僕はそういうレベルじゃないから」
などと言い返す人とは、縁を切りましょう。

●天気がよくなるといいですね

ランナーは日曜日の天気予報を見て、一喜一憂しています。
あぁ、わかってくれているんだなと思える励ましです。

●今度、お話を聞かせてください

とても、言われると嬉しい言葉です。
ただし、ランナーはほんとに「お話を聞かせようとする」ので、実は聞きたくないという場合は、注意が必要でしょう。

去年は、猛暑の大会となった「かすみがうら」「長野」
今年の予報は、晴れて、ほどよい気温。
ランナーにも、大会スタッフの方、応援の皆さんにも絶好の一日となるでしょう。


長野マラソン2010を走る!


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