マラソンランナーが言われたくない励ましの言葉
きょう 4月18日は、2つの市民マラソンが開催される。
茨城県土浦市では「かすみがうらマラソン」
1991年に始まったこのマラソンは、今年で第20回。
16000人が走る。
今年は出場者が増えたため、スタート位置が競技場から ホテルマロウド前に移動。
主催者は安全対策と説明している。
身近な福祉をテーマに掲げており、盲人の部が設けられている。
今年からは、車いすマラソンも始まる。
長野県長野市では「長野マラソン」
長野オリンピックを記念して1999年に始まったこのマラソンは、今年で第12回。
8000人が走る。
前回につづき、今回もエントリー受付初日で定員に達した。
併設の車いすマラソンは今年で6回めだが、
今年から、視覚障がい者の部を新設した。
東京マラソンが火付け役となった「マラソンブーム」
これだけランナーが増えると、あなたの周りにも
「この週末、●●マラソンを走るの」
という人が一人や二人いるかも知れない。
そこで、マラソンランナーの側からみた
「マラソンランナーが言われたくない励ましの言葉」
を紹介しよう。
■無理しないよう 頑張ってください
無理です。
無理します。
無理しなければ、42km 走れません。
■ほどほどに頑張ってください
お気持ちはわかりますが、やはり、ほどほどには頑張れません。
■怪我に気をつけてください
この言葉、ダメです。
ランナーはレースを前にして、どんな気持ちになっているかという想像力ゼロの言葉。
「どうか、脚が痛くなりませんように」
「無事、走りきれますように」
ランナーは祈るような気持ちでいるのです。
その潜在意識に、怪我、故障という言葉で働きかけるのは酷。
「脚を痛めないように!」
具体的になればなるほど、ダメの度合いが強まります。
「無理せずに、ダメなら、棄権してください」
これは、勇気を持って棄権した人に、後から
「その引き下がる勇気を尊敬します」
と言えばいいことであって、レース前に言うことではありません。
「死なないように」
こういうこと、ほんとに言う人がいるのです。
もちろん、愛情をもって言ってくれているので、いやな気持ちにはならないのですが、気持ちよくはない言葉です。
それでは、なんと言えばいいのか?
それは、以下のような言葉です。
●頑張ってください!
「頑張ってください」は曖昧な励ましであって、励ましになっていない!
などと屁理屈をこねる人がいますが、その状況において、それが唯一無二の言葉であれば「がんばってください」が正解なのです。
むしろ、それを避けて具体的な言葉をいうと、ドツボにはまります。
●完走を祈っていますよ!
これこそが、素直に「ありがとう」と言える言葉です。
「いや、僕はそういうレベルじゃないから」
などと言い返す人とは、縁を切りましょう。
●天気がよくなるといいですね
ランナーは日曜日の天気予報を見て、一喜一憂しています。
あぁ、わかってくれているんだなと思える励ましです。
●今度、お話を聞かせてください
とても、言われると嬉しい言葉です。
ただし、ランナーはほんとに「お話を聞かせようとする」ので、実は聞きたくないという場合は、注意が必要でしょう。
去年は、猛暑の大会となった「かすみがうら」「長野」
今年の予報は、晴れて、ほどよい気温。
ランナーにも、大会スタッフの方、応援の皆さんにも絶好の一日となるでしょう。
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