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2010年6月22日 (火)

5時間台はジョギング 4時間台はランニング

たすきをぎゅっと締め終えると、ゆっくりと走り出す。
リレーエリアの出口で、GPSフォアアスリートの[スタート]ボタンを押す。
ここから先が、2区の公式タイムとして記録される。

荒川河川敷を上流にさかのぼって走る。

なんか、変
走り始めてすぐ、異常に気づいた。
宙に浮いて走っているような気がする。
手の振りと足の運びがばらばらだ。
もしやと思いGPSを確認。
すると、1kmあたり 5分40秒ペースを表示している。

頭では、最初の1kmは 6分0秒ペースで入ろうと思っているのだが、周囲が速いため、つられてペースが上がっていたのである。
ほんの少しペースを落とす。

早くも喉が渇いてきた。
右手に持ってきた LG21のボトルで給水。
すっすっはーはーはー
困った時の「丹田呼吸法」
これで、落ち着いた。

ひと通り周囲のランナーのスタートダッシュが終わったところで、周りには誰もいなくなった。

最初の1kmは 5分40秒
周囲のランナーにはおいていかれたが、入りとしてはまずまずのペースだ。

GPSは見ずに、自分がいける範囲のペースで足を進めていく。
このあたりから、僕を置いていったランナー達に1人、2人と追いつき始める。
2kmのラップは 5分30秒
計ったように 10秒刻みで上がっている。
自分は脳で描くペースを正確に体現できるようになったのか・・
これは、ランナーとしてのレベルが一つ上がったということではないか。
嬉しい。

折り返しのパイロンを回る頃には、周りは自分よりペースが遅いランナーばかりになった。
終盤に抜いていくレースはいつでも楽しい。
次々に後続に抜かれながら、やっとの思いでたどり着くゴールは苦しい。
叶うものならば、長野マラソンのような、終盤が楽しいレースをいつもしていたい。
3kmのラップは 5分19秒

気温は25度
給水所にランナーが群がっている。
持ってきたボトルはとっくに飲み干していた。
コップ一杯の水をもらって先を急ぐ。
まだ、余力がある。
4kmのラップは 5分12秒

10秒ずつラップを詰めてきた。
最後は5分0秒まで上げるか・・
だが、ここで体力の限界がきた。

これだけの気温の下で走るのは初めて。
例年、4月までにマラソンを終えるとそこからは長い冬眠に入る。
そもそも、5月に走ることが初めてだ。

5kmのラップは 5分12秒
歯を食いしばり、なんとかペースをキープ。
第三走者へたすきを渡して、今日の役目を終えた。

結果的には4人のメンバーのうち、1kmあたりのタイムは自分が最も遅かった。
当たり前だが、マラソンと5kmでは走り方が違う。
5分ペースで5kmを走りきる。
それにはインターバル走が必要だ。
だが、5時間を切るマラソン練習にインターバル走は不要。

ただし、サブ4となれば話は違ってくる。
サブ4ランナーは颯爽と走る。
4時間台のマラソンは観衆にはジョギングに見えるが、3時間台のマラソンはランニングに見える。

身の丈の範囲で徐々にペースを上げる走りをできた満足感が心を満たす。
その心の隅っこで、颯爽と走りたいという気持ちが芽生えた。



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