日本対ポルトガル 対戦の可能性が出てきた
6月22日
南アフリカ2-1-フランス
欧州予選プレーオフのアイルランド戦の延長では
「手」まで使って勝っておきながら、いざW杯に出場したらチーム内で子供のけんか。
プレーオフで、アンリの「手」に敗れたアイルランドの人たちは呆れているだろう。
6月24日
またしても、ショックなニュースだ。
「ケイロス監督がデコをブラジル戦にも起用しない考えを示した」
(AFP)
その理由はわからない。
ポルトガルサッカー連盟のウェブサイトでも、デコについては触れていない。
確かに、いつもはデコの控え役チアゴが、今大会は好調だ。
年齢はデコより4つ下。
ポルトガル人。
朝鮮民主主義共和国戦では2ゴール(チーム最多)。今はチアゴを使う時なのかも知れない。
だが、サッカーは逆境に苦しむ時にこそ、経験が問われる。
いずれ、デコが必要な局面はくる。
決勝トーナメントを見据えて、臀部の故障で大事をとった。
そんな理由であることを願う。
それにしても、夢の対決。
ブラジル人のデコがブラジル相手に躍動する姿を見たかった。
6月24日
スロバキア 3-2 イタリア
前回大会準優勝のフランスにつづき、前回優勝のイタリアがグループリーグで敗退した。
注目すべきはスロバキアの正確なパス回し。
前半途中から急に精度が安定して、それが試合終了まで持続した。
決して専守防衛ではない。
常に高い位置にFWを3人置き、MFはハーフウェイラインあたりでボールを奪いに行く。
決勝トーナメントを戦うチームにとって、厄介かつ旬なチームが現れた。
今大会ここまでの中では、コートジボワール対ポルトガル戦の後半と並び、この試合の終盤はおもしろかった。
6月24日
日本 3-1 デンマーク
W杯直前の5月、デンマークの調子があがらないことが伝えられていた。
そして、ついに調子があがらないままグループリーグ3位となり、敗退が決まった。
欧州予選は 9組に分かれて戦い、各組の1位が自動的にW杯出場権を獲得。
9組のうち成績上位の2位8チームがプレーオフを戦い、さらに4チームが決まる。
デンマークと言えば、欧州予選 1組で1位となったチーム。
1組で戦ったチームは、ポルトガル、スウェーデン、デンマーク、ハンガリー、アルバニア、マルタ
ポルトガルが2位でプレーオフに回り、ボスニア・ヘルツェゴビナを破って出場権獲得。
FCバルセロナのイブラヒモビッチを擁するスウェーデンは3位で出場できず。
デンマークは このような、前回出場 2国を押さえての1位である。
(デンマークは 2006年大会は出場していない)
しかし、予選終了からは 8ヶ月が過ぎていた。
6月の第1週まで最悪の状態だった日本が、第2週に入って好調に転じたように、代表チームの戦力は水物。
予選では強豪国だったデンマークも、本戦では普通の国に過ぎなかった。
日本がグループEを2位通過したことで、ポルトガル-日本 対戦の可能性が出てきた。
ポルトガルがG組を2位通過、両国がベスト8に進んだ場合に実現する。
6月25日
G組第3戦 ポルトガル-ブラジル
勝てばグループ1位。
引き分ければグループ2位
1点差負けの場合、コートジボワールが朝鮮民主主義共和国戦で8点差勝ち以下でグループ2位。
コートジボワールとの残る1枠の争い、ポルトガルの優位は動かない。
勝ち上がった場合、決勝トーナメント初戦 ベスト16の対戦相手はH組。
ただ、4時間半後に行われるH組の順位は不透明だ。
スペインが1位通過してくると予想していたが、今や2位通過も危うい。
スイスがホンジュラスに勝ち、チリ-スペイン戦が引き分けの場合、スペインは敗退が決まる。
いずれにせよ、スペインにユーロ2008優勝の時の勢いがない。
ポルトガル、ブラジルは先のことを考えることなく、目先の好カードを楽しむことができそうだ。
ポルトガルに出場停止選手はいない。ブラジルはカカが出場停止。
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