マイランナガノが突きつける颯爽としていない走り
41km
35kmから40kmの5km区間では、順位を350位上げてた。
350人を抜いたと言うことになる。
颯爽とした快走だ。
きっと、風を切っているように見えるだろう。
自分ではそう思っていたが、レースから1ヶ月後、勘違いだとわかった。
5月末、申し込んでからちょうど30日で「マイランナガノ」が届いた。
「マイランナガノ」は長野マラソンのランナー向けに販売される、個人別編集映像を収録したDVD。
信毎フォトサービスが企画制作する。
価格は2,850円
送料が840円かかって、合計では3,690円。
申込時にビブナンバー(ナンバーカードのナンバー)を連絡すると、RCチップのデータを元にして、以下4地点の映像が収録される。
■中間点
■30km
■35km
■フィニッシュ地点
最初から買うつもりのランナーは、前日の受付会場ブースで「意気込みメッセージ」を収録する。
以前は値段が5,000円以上だった。
いつの間にか、値下がりしたようだ。
いつから値下がりしたのかは、しらべたがわからない。
高いので、すっかり頭から切り離していた。
写真撮影ポイントには、しっかり対応したが、DVD撮影ポイントはお愛想なしで先を急ぐ。
ところが映像を見ると、急いでいるのに速くない。
颯爽としていない。
風を切っていない。
1km6分20秒の走りは、走っているほうにとっては快調なペースだが、見る側にとっては「とぼとぼ走り」なのだ。
走る人と走らない人の間には「ランナーの川」が流れている。
川の向こうに渡った人と、対岸で見ている人には相反する価値観がある。
走らない人は、川の向こうで走っているランナーを見て思っている。
「あれって走ってるの?歩いてるんじゃないの?」
だから、もう少し颯爽と走りたい・・
あと2kmを切った。
沿道の応援の皆さんが、歩道から車道に下りてきている。
歩道との段差で直線だった境目が、奥に行くほど膨らんで曲がっている。
子どもが歩道から段差をすとんと飛んで下りてくる。
それを見ただけで怖い。
ランナーは予期せぬ動きに対応できない。
ぎっくり腰になりそうだ。
できれば、沿道の皆さんは大きな動きはしないで欲しい。
二度めの「fanfare」を声に出さずに歌う。
4か月間聴くのを我慢していたこの曲で、今日はゴールか。
それにしても最後の直線が長い。
競技場は見えているが、なかなかエントランスが見えてこない。
いつものマラソンのように、今にも倒れそうではないが、もうそろそろ終わりにしたい。
終盤が辛いレースになった時は、この直線がかなり辛く感じるだろう。
「fanfare」を歌い終わった。
天候は感じない。
空は晴れているが、強い日射しが痛いとは感じない。
サンキャップ、ハンドウォーマー、CW-Xのロングタイツ
カラダの大半はお日様から隠している。
肌の露出は顔だけ。
日焼けは火傷。肌を隠したのは気温対策だったが、結果的には疲労の低減につながったようだ。
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