W杯 ポルトガルのケイロス監督がもつ南アフリカの地の利
6月7日
デコの移籍先として名前があがっているフルミネンセは、アウェイのアヴァイ戦に3-0で勝利。
7節を終えて5勝2敗 勝ち点15
勝ち点17のコリンシアンズ、セアラにつづいて 3位の好位置につけている。
これで、ブラジル・リーグは中断。
W杯休みに入る。
再開は7月16日のバルエリ戦。
その頃、このチームにデコがいるのだろうか。
6月8日
なに~っ?
と日本人ポルトガルファン1,000人(推定)
がつっこむニュースが飛び込んできた。
練習中にナニが肩を負傷。
代わりにベンフィカのルベン・アモリムが招集された。
ナニ~とファンが悲鳴をあげたこの日、親善試合ではダニーが活躍する。
6月8日
ポルトガル3-0モザンビーク
現在はポルトガル国籍を取得しているカルロス・ケイロス監督(57歳)は、1953年3月1日モザンビーク生まれ。
その母国との対戦。
ナニが登録を抹消されたのを受けて、この試合に出場したのは「10」番を背負うダニー。
後半7分、デコのスルーパスによく反応して先制点を挙げた。
2点めはダニーのアシストをウーゴ・アルメイダ
3点めもロナウドのシュートのこぼれ球に詰めたウーゴ・アルメイダ
ロナウドはこの試合も得点なし。
W杯予選から継続している連続無得点を、この日も断ち切れなかった。
(ユーロ2008の後は、親善試合でPKを一度決めたきり)
6月10日
二日前、ポルトガルと親善試合をしたばかりのモザンビークが、今度は日本と対戦。
・・・するはずだったが、モザンビークチームが「ポルトガル戦のダメージがあり試合ができない」という理由でドタキャン。
日本は急遽、ジンバブエに声をかけた。
ジンバブエはFIFAランキング110位。
6月2日にはブラジルと対戦して、0-3で敗れている。
日本とジンバブエの30分×3の変則練習試合は、0-0の引き分け。
6月10日
カルロス・ケイロス監督とクリスチアーノ・ロナウドがマンデラ元大統領の自宅を訪問した。
ケイロス監督は 1999年から3年間、南アフリカ代表監督を務めており、2002年W杯出場権を獲得している。だが、直前に解任されW杯には出場できなかった。
プロフットボーラーとしての経歴はモザンビーク国内リーグのみで、ポルトガル国籍を取得してからの指導者生活が長い。
■カルロス・ケイロス 主な指導者歴
1989年~
U-20ポルトガル代表監督
1989、1991 FIFAワールドユース選手権2連覇
1993年
ポルトガル表監督(1度目)
1994W杯出場を逃し、1年で解任された。
1996年
Jリーグ 名古屋グランパス監督
1997年
UAE代表監督
1999年
南アフリカ代表監督
2003年
レアル・マドリー監督
シーズン4位に終わり1シーズンで解任。
2004年~
マンチェスター・ユナイテッドのアシスタント・コーチに2度めの就任(4シーズン務めた)
2008年7月~
ポルトガル代表監督(2度目)
ケイロス監督にとって南アフリカは3年間、指揮を執った国。
この貴重な「地の利」を活かして、W杯初出場での優勝を祈る。
| 固定リンク | 0
「デコ」カテゴリの記事
- W杯2010「山本昌邦のウルグアイ講座」につづく「モロッコ礼賛」(2022.12.12)
- W杯2022 ポルトガル対日本 初対戦の可能性をしらべる(2022.09.13)
- W杯6大会連続出場 ポルトガルの歴史(4)ユーロ初優勝(2022.09.12)
- W杯6大会連続出場 ポルトガルの歴史(3)(2022.09.11)
- W杯6大会連続出場 ポルトガルの歴史(2)(2022.09.10)