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2010年6月24日 (木)

手を使うサッカーの国の命運は ?

6月20日
G組第2戦
ブラジル 3-1 コートジボワール

ポルトガルはコートジボワールと 0-0 で引き分けている。
そのチームに 3-1 で勝ったブラジルの方が、ポルトガルより強いかというと、それは違う。

勝ち点 1でよしとして引いて戦うチームと、勝ち点3 をとりにいくチームは全く別のチーム。
サッカーでは相手が "攻めてきた" 場合に初めて、本来の実力差が結果に反映される。

むしろ、注目すべきなのは失点。
ブラジルは2戦とも 1点を失った。
これは互角のチームが "攻めてこなかった"場合、相対的に得点よりも失点の可能性が高まることを示している。
ブラジルは前回の2006年大会、準々決勝でフランスに敗れた。
その試合、引いて守るフランスのゴールを割れず、カウンターで右サイドを快走したアンリのゴール1発に沈んでいる。

コートジボワール戦の2点めは、ルイスファビアーノがアンリ顔負けのハンドリングであげた。
「あれはわたしの聖なる手が助けてくれたゴール」
悪びれずに言ってのける彼のチームに、数週間後、どんな結果が待っているかが興味深い。

後半43分、相手選手の挑発にのったカカが続けて2度の警告を受けて退場。
これで、カカはポルトガル戦に出場停止となった。
不可解なのはカカを挑発したコートジボワールの選手。
カカを退場させることは、2位通過のライバルであるポルトガルに利することを想像できなかったのだろう。

相手がベストメンバーで来てこそ名勝負。
ようやく実現したポルトガル-ブラジルの好カードにカカが水を差した。

6月21日
G組第2戦 ポルトガル - 朝鮮民主主義共和国

アモリムとデコに負傷欠場を示す「i」=injury
マークがついている。
ケープタウン強い雨
前の試合は白。今日は赤いジャンパーを着て登場するポルトガルチーム。
いろいろなウェアを売りたいらしい。

今日はブラジル人のデコとリエジソンが国歌の列に並んでいない。
オール・ポルトガル人の面々は、口を大きく開けて歌う。
ロナウド、今日は起きていて歌いながら笑っている。

ジャンパーを脱ぐと、今大会初めて着る赤の上下 1stユニ。
オレンジがかった赤があでやか。
思わず1枚欲しくなる。

【 前半 】
ポルトガルのキックオフで試合開始。

4分 ペナルティエリアまでやってきたカルバーリョのシュートは、きちんと当たらず。

6分 コーナーキックをフリーになったカルバーリョがヘッドであわせたが、左ポストに当たる。コースは広く開いており、隅を狙いすぎた。

序盤は朝鮮民主主義共和国があわや先制ゴールというシーンを何度かつくる。
点を取った後に、引いて守られると厄介なことになる。
ポルトガルは前に出すぎず、慎重にチャンスを待っている。

22分 メイレレスのシュートが左に外れる。

28分 右サイドのシマンからデコの代役チアゴへパス。チアゴがゴール前に流し込む。そこに走り込んだメイレレスが先制ゴール。
これが、ポルトガルに落ち着きをもたらす。

34分 メイレレスの放ったシュートは左へ外れる。
ロナウドの1トップにフォーメーションが変わる。

38分 メンデスがイエローカードを受ける。

前半終盤は、一方的に押し込みつつも、追加点を奪えぬまま終了。
ケープタウンの雨は降り続いている。

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