2010年5月の河村たかし
【 河村たかしを追っかけるがね 】
5月6日
河村たかしは市長に立候補した選挙での公約だった 軽ワゴン車での通勤を始めた。
それまでの市長専用車は黒塗りのセンチュリー。
河村たかしは、かつて「国会等移転特別委員会」の委員長に就任した際にも、委員長特権である「黒塗りのお抱え自動車」を拒否している。
委員長手当も拒否した。
ぜいたくなムダ使いに「No!」を言ったわけだが、
無駄遣いへの反対に反対の姿勢をとる民主党執行部により、即刻、委員長をクビになった。
民主党がまだ野党の頃である。
野党の頃から、無駄遣いの反対に反対だったのが民主党。
だから、2009年の総選挙前
「無駄遣いをあぶり出して、財源を掘り起こします」
と言われても、信じるほうが難しかった。
5月13日
名古屋市議会は、職員や教諭のボーナスを今年度に限り、平均7%カットする条例案を5月臨時議会に提出することを決めた。
これによって、河村たかしの選挙公約である「総人件費10%削減」が、達成される見通しがたった。
公務員の皆さんは大変だと思う。
だが "定年まで失業しないという安心感" は何物にも代えられないことを、あなた方が一番よくわかっているはずだ。
民間企業に勤める人は、自分の会社が定年まであるだろうか?という曖昧な不安を感じて過ごしている。民間は日々、もっと大変なのである。
ボーナスが7%下がっても、ボーナスが出ることに違いはない。
それでも文句があるならば、民間の人たちが「いつでも替わってあげるよ」と口を開けて待っている。
5月18日
河村たかしは会見で、解散請求(リコール)の署名集めを参議院選挙後に再開すると述べた。
リコール成立には 有権者の5分の1に当たる 365,000人の署名が必要だが、予断を許さない状況になっている。
果たして署名は集まるのだろうか。
署名が集まれば、名古屋発の市民革命となる。
それを機に劇的に、日本の政治が変わるだろう。
署名が集まらなければ、もう二度と日本に市民革命は訪れない。
河村たかしほどの人材でさえ、成し遂げられなかったという既成事実が残る。
日本人は「お上のおこぼれ頂戴社会」の存続を望んだと言うことになる。
「みんなの党」渡辺代表はぜひ、猛暑の名古屋に入って、署名集めに力を貸してもらいたい。
5月26日
河村たかしは会見で、参議院選挙に地域政党「減税日本」からの候補者擁立を検討していると述べた。
結果的に、所属政党である民主党に配慮して擁立は見送り。
愛知県は民主党が改選数3に対して2議席を獲得した唯一の地域となった。
河村たかしを追っかけるがねの過去記事は
→http://silabel.o.oo7.jp/kyoyo/kawamura_index.html
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