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2010年7月 3日 (土)

ガス橋マラソン 8kmをどう走っていいのかわからない

EKIDENカーニバルがあと10日に迫った頃、
風邪を引く少し前のある日
「第50回ガス橋開通記念多摩川堤健康マラソン」
に申し込んでしまった。

後で考えると、なぜ申し込んだのかを思い出せない。
恐らく「第50回」という特別なにおいに惹かれたのだろう。
コレクターを長くやっていると「●●記念」「今回限り」のようなキーワードが脳を素通りしてくれなくなる。

Gas_00
環状八号線に出ているガス橋の標識

「ガス橋」はほとんど知られていない。
お台場のレインボウブリッジや高知のはりまや橋のように、有名な橋というわけでもない。
かつて、東京ガスが業務用として必要だから架けた橋。
東京都と神奈川県を隔てる多摩川に架かっている。
完成は1960年。
ガス橋開通記念のこのマラソン大会は、1961年に始まり今年で50回めとなる。
今から50年も前に「橋ができたから、記念にマラソン大会でもやるべ」と言い出した人が居たことに驚く。

ガス橋マラソンだが、ガス橋の上は走らない。ガス橋から出発するわけでもない。ただガス橋開通を記念しているというだけである。

開催は毎年6月の第二日曜。
距離は8km。
日本ではほとんど毎週日曜日に「マラソン大会」が行われているが、本来のマラソンの距離である42.195kmの大会は希。
大半がハーフまたは、10kmレースである。
ところが「ガス橋」は8km。
なんとも中途半端な距離だ。

恐らく始めた頃は、多摩川の土手があまり整備されていなくて、長い距離のコース確保ができなかったのだろう。

今ならば、同じ多摩川沿いで「多摩川フルマラソン」「川崎ハーフマラソン」が行われており、ガス橋の西岸を使えばさらに長距離化することは可能である。
だが、この「ガス橋」は "健康マラソン" と銘打っている
ので、そんなことはしない。

EKIDENカーニバルから5週間後、第50回「ガス橋開通記念多摩川堤健康マラソン」の日がやってきた。
この間の準備と言えば、前の週に坂道全力走を5kmやっただけ。

「8kmのレースをいったい、何を目指して走ればいいのか」
「どのようなレースをすればいいのか」

結局、何度自問自答しても答えは見付からない。10kmならばタイムトライアルとしてベストを狙うという手もある。だが 8kmという中途半端な距離のどこをどう切っても、目標が見いだせない。

結局は「マラソン講座の取材だ」と割り切ることにして、カメラを持ってのんびり走ることにした。

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