安く買ったけど、安売りはしないチェルシー
7月21日
「レアル・マドリー監督に就任したジョゼ・モウリーニョ監督は、ともにポルト、チェルシーで働いたDFリカルド・カルバーリョの獲得に動く」
スポーツNAVIがイギリスの新聞「ミラー」の報道を伝えている。
カルバーリョは 2003-04シーズン、モウリーニョの元、FCポルトでCLを制した。
そして、シーズン終了後、モウリーニョと共にチェルシーへ移籍した。
同じくFCポルトにいたデコも、チェルシー移籍がまとまりかけていた。
だが、デコは代理人を通じて、憧れのチームFCバルセロナに獲得の意志がないかを打診。
そこで道は分かれた。
2007-08シーズン途中、モウリーニョがチェルシーを追われ、インテルの監督に就任した際にも、カルバーリョのインテル移籍交渉が行われたが、チェルシーが手放さなかった。
今回交渉がまとまれば、2人は3シーズンぶりに同じチームで働くことになる。
2010W杯には、ポルトガルのレギュラーとして出場したカルバーリョ。
鉄壁の守備はまったく陰りを見せていなかった。
実現すれば、レアル・マドリーはCL制覇に向けて大きな戦力を手にすることになる。
7月21日
フルミネンセ創立記念日
1902年創立のフルミネンセは、2010年で108周年を迎えた。
フルミネンセのホームページには「108周年」のロゴが掲載された。
そこが仏教国ならば、108の煩悩にちなんで、一くさり語るファンがいるところだが、
ブラジルは国民の80%がカトリックの国。
単なるキリの悪い記念日としか思っていないだろう。
7月21日
ブラジルのスポーツ新聞 Lance にデコが語ったコメントをFootball Weeklyが伝えている。
「ブラジルに戻りたいのは個人的な理由からだが、まだチェルシーと契約が残っているから、それを解決しなければいけない」
「ブラジルの国内リーグで優勝するチャンスがほしいし、コパ・リベルタドーレスにも勝ちたい。
7月26日までには現在の問題が解決して、ブラジルへ行けると思う」
個人的な理由とは、
父親の具合が思わしくなく、そばにいたいのか。
貧困層の子供達のために設立した学校の実務に携わりたいのか。
あるいはデコ自身の家族に関わることか。
チェルシーとの現在の問題とは、移籍金の金額。
デコが2008年7月にチェルシーと契約を結んだ際、移籍金(契約途中解除違約金)は16億7千万に設定されている。
FCバルセロナの新監督に就任したグラディオラが「ロナウジーニョ、エトー、デコは戦力外」とわざわざ会見で発表したため、足下を見られてしまった。
当時、チェルシー古参の選手が「お買い得だった」と言った廉価である。
チェルシーは、契約更新を望んでいたバラックとの契約を更新せず、退団させている。
中盤の控えとしてデコを置いておくことも悪くない。
お買い得で手に入れたデコだが、できるだけ手に入れる移籍金が目減りしないよう、がめつい交渉をしているのだろう。
7月22日
フルミネンセ 1-0 クルゼイロ
今期初めて、フルミネンセが勝ち点22で首位に立った。
7月23日
O GLOBOが伝えている。
「フルミネンセとデコの交渉に終わりが近づいている。
デコは今週末、チェルシーとの契約撤回交渉のために、ロンドンへ発つ。
そして、来週月曜日にすべての文書に署名する。
フルミネンセの入団発表は来週行われるだろう」
デコが7月26日にチェルシーとの交渉に臨み、そこで契約解除が決まる見通しのようだ。
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