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2010年8月 4日 (水)

佐野元春の低いテンションに戸惑う学生たち

「ソングライターズ」を見ていて驚くのは、壇上の出演者が足を組んでいることだ。
収録は佐野元春の母校、立教大学のホール。
聴講する学生たちはステージより、一段下にいる。
出演者の前にテーブルはないので、いすに座った姿は剥きだし。

配慮ある大人ならば
「高いところから、大変僭越ですが」
とでも言いそうな状況にいて、足を組んでいる光景は違和感がある。

1stシーズンで Dragon ash のKjが出演した時、その態度のでかさに驚いた。
Kjは、席に着くなり、ふんぞり返るように深く腰をかけ、足を組んだ。

ふと見ると、隣りで佐野さんも組んでいる。
でも、佐野さんの足の組み方はコンパクトだ。足のつま先は地面を指している。

Kjの足はヨコ向きで、つま先は佐野さんを指している。
サラリーマンの世界ならば、上司や目上の人に対してこの態度はあり得ない。
椅子ごと蹴飛ばされるところだ。

さて、セカンドシーズン第一回に登場した桜井和寿も、足を組んでいた。
だが、とても控えめな印象を受けた。
彼の真摯な語り口が、そう思わせたのだろう。

佐野元春がなげかける 定型質問 fixed question の一つ
嫌いな言葉は?に対して、

「難しい問題だよね」
と、答えた桜井和寿

彼が何者かに対して感じている疑問
なぜ、そんなこと言うの?
評論してるだけなら、誰にだってできるよ。
今、目の前にある難問に立ち向かおうよ。
僕もそうやって生きてきたんだ。

その姿勢に大いに賛同した。

第3回、4回のゲストはアジアンカンフージェネレーションの後藤正文

この間、ふらりと楽器屋をのぞいた時に見た「うそ発見器」みたいな怪しい機械を後藤が持ち込んでいる。
それはなんなの?
という無垢な犬の目をして、元春が尋ねる。

てっきりそれは、今時の音楽プレーヤーにとっては常識的な装備なのだろうと思っていた。元春が知らなかったということは、新興の機械なのだろう。
後藤は「三日前に買ったばかりなんです」と言って、即興の音楽を奏でる。

放送時間も残りわずか。
元春がまとめに入っている。

今日は音楽が目の前で生まれるというとっても貴重な体験をすることができました。
どうもありがとう!」

おっ、ここで終わるのかよ
聴講生の拍手が遅れる

立教大学キャンパスに集まった聴講生たちは、恐らく佐野元春をよく知らない人が大半だろう。
大学生の軽音楽サークルの連中に会う度に「佐野元春は演らないの?」と聞いてみるが、名前さえ知らないやつが大半だ。

長い付き合いの元春ファンならば、元春がどんな口調の時は、こんな意図を右手に隠し持っているという想像を抱いている。
だが、元春に慣れない人にとって、彼はトリッキー。
静かな語り口で話し、突然まとめに入ったりするとびっくりするのだ。

一度、同じ立教大学というシチュエーションで、佐野元春をゲストに迎えた「ソングライターズ」を開いてもらいたい。
果たして、佐野元春に対して、18歳~22歳の有志はうまくつっこめるだろうか。

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コメント

私も佐野さんてあまり詳しくないんですが、ダウンタウンのガキ使で佐野さんに100の質問をしてて、答えがめーっちゃくちゃ面白くて笑い転げました。とにかくレンコンチップスが好きとか、スーパーの前で犬に威嚇されてムカついたとか、かなりイメージ変わりました(^^)

投稿: しろ | 2010年8月 4日 (水) 23時44分

自分には佐賀県の血がはいっているとか、好きな食べ物が言う度に変わるとか、佐野さんのおとぼけぶりはホントすごいよ^^;)

投稿: moto | 2010年8月 5日 (木) 00時09分

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