新しくて古い駅 新横浜
「しらべるが行く」は、始めてから今日で1800日連載。いつもよみに来ていただき、ありがとうございます。
新横浜駅の開業は1964年(昭和39年)10月1日
つまり、東海道新幹線開業当初からあった駅である。
かつて「ひかり」は停車せず「こだま」停車駅だったので、随分後からできた駅かと思っていた。
名古屋から乗った「ひかり」が新横浜で停車すると、その分、東京着が遅くなるので、損をした気分になったものだ。
新横浜駅は2008年3月に大きな転機を迎える。
2008年3月のダイヤ改正以降、すべての新幹線が品川と新横浜に停車するようになった。
車両性能が上がり駅間所要時間を短縮した分、より多くの駅に停車することが可能になったのである。
また、この時のダイヤ改正で、初めて横浜始発のダイヤがつくられた。
6:00 東京発は「のぞみ1号」
その7分前を走るのが、
6:00 品川発「のぞみ99号」
そして、新横浜からはさらにその11分前を
6:00発「ひかり493号」広島行きが走る。
この3便は、いずれもN700系を使う。
また、このダイヤ改正に合わせ、地上19階高さ75mの新横浜中央ビルが完成。
駅全体がリニューアルオープンした。
2006年12月にクラブワールドカップ決勝で日産スタジアムに来た時は、工事中で駅じゅうが目隠しバリケードに包まれていた。
ホームに下り立つとホームが狭い。
コンコースは新しいのかも知れないが、新幹線開業時につくったホームゆえの狭さが古さを感じさせる。
次に乗るN700系の乗換時間は 3分。
同じ島の4番線なので、乗り遅れる心配はない。
下りホームには昔ながらのキヨスクと、割と今ふうの駅弁販売店がある。
横浜と言えば、ひょうちゃんの崎陽軒。
かつて、名古屋から東京に出張していた頃は、その度にひょうちゃんが増えていったが、この10年は一つも増えていない。
2年前に乗ったのぞみ99号 N700系の編成番号は「Z16」
当時はその符号がどんな意味を持つのかを知らなかったが、今回は調べてきた。
Z:JR東海保有のN700系
N:JR西日本保有のN700系
のぞみ5号
新横浜 06:49発→名古屋 08:13着
ホームの様子を旅日記帳にメモしていたら、N700系の入線する1号車を撮り逃してしまった。
編成番号は先頭車両運転席窓と、車掌昇降口窓に記されている。
先頭車両の写真がないので、後から編成番号を知ることができない。
名古屋で降車後、最後尾に回って確認しなければならない。
発車間際に7号車デッキに飛び乗る。
N700系は全車両禁煙。タバコが吸える席はなく、喫煙ルームがあるのみ。この喫煙ルームの廊下を隔てた向かい側に車内販売準備室があり、ワゴンが待機している。
指定座席は 6E。
日が当たらない E席は、山側に見どころが多い東海道新幹線の旅では必須である。
6Dのおじさんは、隣りがもう乗ってこないだろうとテーブルを出すところだった。「これで名古屋まで楽ちんだな」ってぬか喜びさせて済まない、おじさん。
すみません
ことわりを言っておじさんの前を半身でE席へ滑り込む。
既に、おじさんは車内販売のコーヒーを確保している。
東京を出てここまでの間には、まだ一巡めのワゴン販売は来ていないはず。
乗ってすぐデッキで買ったのだろう。
「新幹線・全部乗る旅」 旅日記は不定期で連載中です。
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