静岡の車窓から見えるガンダム・・
新富士通過1分すると富士川鉄橋。
鉄橋を渡るとすぐに左カーブ。
コーナーを走るN700系は圧倒的に速い。
この時は数時間後に見る圧巻の光景を思うこともなく、車内からの軽快なスピード感を楽しんでいた。
男性車掌と同じクリーム色の制服を着た女子パーサーがなにやら雑談しながら歩いて行く。
って車掌だろ。
パーサーを注目しているので、誰もがパーサーに見えてしまう。
ちなみにJR東海管内のJR東海パッセンジャーズでは「パーサー」だが、JR東日本管内の日本レストランエンタプライズ(NRE)では「アテンダント」という。
7:26
16分前に6号車方面へ向かったトレイが戻ってきた。
配達にしてはずいぶんと時間が経っている。
お、ガンダムを忘れてた・・
静岡駅通過の直前、車窓右手にガンダムが現れる。
7月24日から静岡市葵区で開かれている「静岡ホビーフェア」に、去年はお台場にいたガンダムが来ている。
この模型イベントの入場者は8月24日、開始から1か月で50万人を突破しており、巨大ガンダムの集客力を見せつけている。
場所は在来線「静岡」の一つ手前の駅「東静岡」駅前。
ここにガンダムが居るのは2011年1月10日まで。
その後、彼は空を飛んで?全国を転戦。
最後はバンダイ本社がある栃木県に移動。そこで常設となる。
窓に張り付いてカメラを構えていた。
遠目に置きピンして、フォーカスをオートからマニュアルに切り替える。
試しに1枚撮ってみた。
これならば、なんとか絵にはなりそうだ。
7:27東静岡通過
もう、そろそろ見えてきても良さそうだが・・
そうこうするうち「ホテルアソシア」の看板が見えた。
嫌な予感
7:28
ニュース速報スクリーンに「静岡通過」のテロップ
いないじゃん、ガンダム・・・
後にWEBで調べたところ、上の写真地点から60秒も手前で既にガンダムを通り過ぎていた。
1年前、お台場で見た巨大なガンダムのイメージが強く、もっと大きく見えるものと考えていたが、車窓からのガンダムは小田原駅からかすかにのぞく小田原城のように、予めそこにあるとわかっていて凝視しないとわからない程度の大きさだったのだ。
これではもし写真に収めることができたとしても、インパクトがない。
新幹線の車窓ポイントとしてはダメダメである。
7:38
掛川通過
いつか、掛川・新茶マラソンを走りに来る日はこの駅で降りよう。
調べていた予想時間より2分遅い 調整か
駅の向こうに掛川城が見えているのだが、小さい!
7:44
天竜川を渡る。
ところで2つ上、茶畑の写真が妙にタテが短いのはLCXのせいである。
下の写真 画面中央左右に走っている黒い線がLCX。
Leaky CoaXial cable system
線路沿いに張ったケーブルで列車と通信するシステム。
乗務員とセンター間の連絡、公衆電話、無線LANなどに使用される。
ニュース速報スクリーンの文字情報も、LCXから供給されている。
新幹線で採用されており、新幹線の線路沿いにケーブルが張られている。
沿線からの撮影では、ケーブルが映らないアングルを見つけることが「撮り鉄」の努力課題。
車内からだと、LCXはちょうど乗客の目線近くにあり、車窓の風景撮影を難しくしている。
7:45
浜松駅通過
山側に「新幹線なるほど発見デー」でお馴染みの浜松工場があるはずだが、わからず。
浜松を出て3分後に浜名大橋を渡るまで、右に左にカーブがつづく。
・・というのは下調べで知っていたからであり、一般の人はまず気づかない。
速い、N700
狭い国土の日本各地をむすぶ高速鉄道ゆえ、その車両技術はまちがいなく世界一。
建設用地などいくらでもありますよ、どうぞ何十キロでも直線で線路敷いてください。
直線が速くて、一応ブレーキが付いていたらそれでかまいません。
ダイヤは少々遅れたって平気です・・・
というような国では、その真価が理解されづらいだろう。
7:49 浜名湖にさしかかる。
「新幹線・全部乗る旅」 旅日記は不定期で連載中です。
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