A列から見る徳山の海
14:58
広島発
2008年の「N700系のぞみ99号で行く品川博多の旅」
この時、のぞみ号は名古屋で満席になり、広島でがらがらになった。
そうか、新幹線は名古屋-広島間の移動手段だったのか・・・
そう思っていたが、それは間違いだった。
広島でどどーっと下りた人たちは広島出身の人たちではなく、広島から各駅停車のこだまに乗り継いだ人たち、つまり山口県民だったということだ。
新幹線は発車から3分半で最高速を出すことができる。
広島を出てすぐ海側に広島城
といっても、ビルの隙間、かすかに遠く見えるだけ。
一瞬のことでよくわからなかった。
広島出て11分 岩国城
これも、見つからなかった。
前の席に座っている3歳児が、椅子と窓の隙間からこちらをうかがっている。
手には口から出して糸を引いた飴。
それをこっちに落とさないで欲しい。
冷めたコーヒーを飲む。
味が薄く感じた。
少しずつ広げた荷物をリュックに戻し降車の支度。
15:09
広島から11分で新岩国を通過。
岩国を過ぎてもまだ小刻みにトンネルがつづく。
15:18
広島から20分で徳山を通過。
広島から先ここまでの区間は時刻通りの運行。
区間タイムを調べてきたので、駅に停まるわけでもないのにそうわかる。
徳山を出てすぐのこのあたりは、山陽新幹線では最も海に近い。
東海道・山陽では、車窓から海辺の景色が広がるのは静岡とここだけだ。
海側に徳山の工場地帯と港が見える。
15:20
カートがきた。
下りるまで8分しかないので、何も買わずに見送る。
15:26
新山口到着の2分前、山側に山口鉄道部車両管理室のターンテーブルが見える・・
らしいが、今回はA列海側なので、見ることはできない。
こちらをうかがっていた前列の3歳児がペットボトルを床に落とす。
拾って渡してやると、礼も言わずに受け取り、隣のママの胸に戻った。
15:29
2分遅れで新山口着
すいませんと断って、隣の兄ちゃんに別れを告げる。
ぉ。ここで下りるのかと、嬉しかったことだろう。
お日様は西に傾きつつあるが、山間の田舎町でも、日射しの容赦なさは変わらない。
博多に向かって発車するレールスターがやつれて見えた。
後続のこだまに乗り継ぐ待ち時間は51分。
タクシーを飛ばせば、懐かしい瑠璃光寺五重塔へ行けるのでは。
あるいは、在来線1番ホームで「SLやまぐち号」を見るか。
SLについて調べてみると、運転日は 土曜・休日 春・夏休み期間。
当日は運転日である。
ただし、津和野から戻ってくるSLやまぐち号の新山口着は 17:04
見ることができない。
無理をしていいことはないので、ここは駅にとどまりゆったりと山口を楽しむことにする。
この駅のお目当ては駅構内の御堀堂で「外郎」、豆子郎で「豆子郎」を買うこと。
時間にゆとりがあるので、15:38に下ってくるN700系をホームで待つことにした。
下りホーム東京方は「The500系新幹線-史上最強の超特急のすべて-」ベストカー編 で、撮り鉄ポイント「特A」にランクされていた。
果たして、どんな写真が撮れるのだろうか。
「新幹線・全部乗る旅」 旅日記は不定期で連載中です。
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→100系 300系 500系 700系 レールスター N700系に一日ですべて乗る品川-博多の旅日記
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