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2010年9月15日 (水)

500系写真館

「The 500系新幹線-史上最強の超特急のすべて-」には、山陽新幹線 全駅ホームからの「撮り鉄」ガイドが載っている。
この本では、それぞれについて解説したうえで、特A、A、B、C のランク付けをしている。
それによると20番線東京方の評価は「B」

他のホームに「さくら」ことN700系7000番台が来ていないかを探したが、ここにはいなかった。
なんとか、この旅で一度はお目にかかりたい。

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今日乗車する500系の編成はV2。

500系の編成番号
V 500系7000番台8両編成
W 500系16両編成

500系は製造された9編成すべてがJR西日本保有。
9編成しかないのは、9編成までが試作車扱いで税金が安いからだ。
同様に新八代-鹿児島中央を走っている「つばめ」800系も、9編成で製造を終えている。

かつてはW編成が9編成だったが、現在V編成は8編成となっている。
16両編成だった車両を間引きして8両編成にした。
指定席は6号車のみ。指定席にはW編成当時のグリーン車を使っている。

半年ぶりに再会した500系。改めてしげしげと細部に目を凝らすと、あちこちがくたびれているのがわかる。1997年に運用に就いてからはや13年。山陽新幹線エリアでも、活躍の時間はそう長く残されていないことを実感する。

W編成ではホームから見えなかった静電アンテナが、V編成ではホームから見えるようになった。
2号車、7号車先頭の天井についている。

Seiden500

最後尾 8号車の乗車位置で待つ。
暑い。こんな日は少しでも早く冷房の効いた車内に入りたい。

11:26
発車10分前、ようやく車内準備が整い、乗車が始まる。
500系は車体が丸いため、ホームとの間に隙間ができる。
その隙間を埋めるために、足下には張り出しステップがある。
ネジ止めされたスカッフプレートは、もう何代目かになるのだろう。

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8号車で待ったお目当ては「子供用模擬運転台」
500系運転台のレプリカが設置してある。
その向こうは書き割り。その壁の向こうが本物の運転席。
なんと夢のあることをするのか、JR西日本。ぜひ、発案者のボーナスを上げてもらいたいものだ。

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「対象年齢*歳以下」と書いてあるか?
そこがチェックポイントだったが、そのような但し書きは見あたらない。
お目当ての写真が撮れたので大満足。
「なになに?」背後から押し寄せてきた子ども達に場所を譲り、一旦ホームへ出て1号車をめざす。
神戸で降車した後、神戸トンネルに吸い込まれる500系を押さえるため、乗車は1号車と決めていた。

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11:33
こだま745号 定刻発車
1号車11Eに着席。
1号車の乗客は自分以外には2人だけ。
バイオノートに乗っているような青さ。丸い室内。
500系ならでは。

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1号車1列、2列は今も 2+2。
先頭が尖っているため、座席が1つ少ない。
網棚代わりの荷物置き場も、運用開始当時そのままだった。

六甲トンネルに入り、車内は夜行列車の様相に変わる。

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新大阪-神戸区間は1995年の大震災では、三日だけ不通になった。
市街地を過ぎると六甲トンネル。
長さ16250m。
新幹線では新関門トンネルに次いで2番目に長い。
トンネルを抜けるとすぐ新神戸。新大阪からは14分。

1972年3月15日使用開始した新幹線専用の駅。
六甲、神戸、二つのトンネルのわずかな合間にあるため、昼間でも薄暗く感じる。

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降車後、500系が神戸トンネルに吸い込まれるところを見送った。
さぁこれからいよいよ、この旅最大の撮影ポイント「鉄人28号」に逢いに行く。

「新幹線・全部乗る旅」 旅日記は不定期で連載中です。
目次ページはこちらです。
100系 300系 500系 700系 レールスター N700系に一日ですべて乗る品川-博多の旅日記


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