700系で飲む、初めての不思議なアイスコーヒー
9:58
向い側 16番線に入線した増発ダイヤ「のぞみ153号」は700系だった。
新幹線時刻表によると、このダイヤは300系運行となっている。
今朝の「のぞみ303号」といい、300系を700系が代走する出番が多いようだ。
もしも、209Aが700系ではなかった場合、これに乗っておけばよかったということになる。今、この電車に飛び乗ろうかと一瞬考えた。
だが、せっかくの指定席を無駄にしたくないし、あまり、妄想を豊かにするのはよくないと思いとどまる。
10:04
定刻
209Aが17番線に入線。
今度こそ、入線シーンを1枚 ・・・と思ったらカメラスイッチがoffのままだった。
編成番号は C47
C JR東海保有 700系
B JR西日本保有 700系3000番台
B編成には先頭車両に「JR700」のロゴが入っているので見分けが付きやすい。
ところでさっきから、209Aと言っているのは列車番号である。
Aは 東海道・山陽・九州 新幹線を表すJR関係者の用語。
JR職員でもないファンは「209号」と言えばよい。
東海道や山陽に話題が限定されているところで、**A を使うのはナンセンス。そういうのを日本では古来から「知ったかぶり」というのである。
それにしても、当日になってよくE席が空いていたものだ。
名古屋-新大阪 区間も山側に見所が多い。
お陰で、予定通りの楽しい車窓チェックがつづけられる。
10:10
ワゴン販売の予告放送が車内に流れる。
12号車なので、B車ワゴン。
準備室は11号車にあるはずなので、今度は前方からやってくる。
10:12
放送からわずか2分でワゴンがやってきた。11号車ではあまり呼び止められなかったのだろうか。
呼び止めて、今日二度めのコーヒー。
今朝のコーヒーが美味しかったので、再びホットコーヒーと思ったが、味を検証するためにアイスコーヒー 310円に変更。
あらかじめ小銭を用意して・・
と思ったが、ここはあえて準備せず、財布から1万円札と10円玉を出す。
「一緒にご確認をお願いします。5千円、6千円・・先に9千円。・・残り700円のお返しです」
過不足無く丁寧な日本語だ。
これが、コンビニや飲食店に行くと
「おあと700円のお返しとなります」「おあと3番さん、並一丁はいります」
という訳のわからない丁寧語を聞かなければならない。
"お"は要らんぞ!と心で叫ぶことで気が滅入る。
ここでは、正しい日本語が聞ける安心感がある。
岐阜羽島駅通過
長良川渡る
右手に三洋電機 岐阜事業所。そこには、大きなソーラーアーク・・・
そんな車窓のイベントは、コーヒーを買っている間にすべて見逃してしまった。
新幹線ワゴン販売で初めて買ったアイスコーヒーはちょっと不思議な味。
旅日記に書き留めようとしても、適切な形容詞が思い浮かばない。
舌から伝えられた情報を、脳が過去のデータと照会して返した言葉は「かつお出汁」だった。
「新幹線・全部乗る旅」 旅日記は不定期で連載中です。
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