サヨナラ勝ちくらいで、水をかけるな!
2010年9月10日
巨人 5x - 4 広島
球場:ハードオフ新潟(巨人主催試合)
延長10回
小笠原がサヨナラホームラン
打った瞬間ホームランだと確信した小笠原は走り出さず、打球の行方を立ち止まって見送った。
「感触は良かったけど、ちょっと危なかったな。やっぱり、走らないかんな」
ゆっくりとダイヤモンドを一周すると、仲間の手荒い祝福が待っていた。
頭を叩かれ、水をかけられ・・
っておい矢野、水をかけるな!
サヨナラ勝ちした直後、ベンチにいた選手がペットボトルの水を持ってきて、殊勲の選手にあびせかける。
とてもはしたない行為だ。
そのモデルとなっているのが、優勝が決まった後、祝勝会のビール掛けであることは容易に想像がつく。
しかし、優勝とサヨナラ勝ちでは重みが違う。
優勝は70勝、80勝といった積み重ね。
サヨナラ勝ちは、たかだか1勝のことだ。
しかも、祝勝会のビール掛けは宴会場で行われている。
サヨナラ勝ちの水かけは、たった今までスポーツをしていたグラウンド。
大半の選手はベンチからグラウンドに足を踏み入れる際、試合が終わって退出する際には帽子をとって一礼する、そのグラウンド。
また、試合が終わったばかりであり、戦った相手の選手もまだ目の前にいる。
敬意を欠く行為でもある。
ベンチに引き上げる負けたチームの選手は、羽目を外す光景を見て腹が立つだろう。
もしかすると、次戦が同一カードの場合「水かけ」チームの勝率のほうが低いかも知れない。
ネットでしらべると、次のような現状がわかった。
・発端はオリックスバファローズがサヨナラ勝ちした時、元近鉄の選手が水をかけた
・ロッテ、西武がよくやっている
・中日、横浜、広島、楽天もやっている
・阪神、ヤクルト、日本ハム、ソフトバンクの水かけは見つからなかった。
そしてこの日、巨人のサヨナラ勝ちでは初めて見た。
「巨人軍は紳士たれ」
っていうじゃない~ 残念っ!
という古いギャグで締めてみました。
プロ野球選手の皆さん、いま一度その行為がプロスポーツマンとしてどうなのかを考えてみましょう。
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