博多南駅でN700系7000番台を撮る
福岡の都市高速ができた当初、道路はサンパレスのあたりから香椎までだった。
その後、西は百地まで延伸して、前原からくる西九州道とつながった。
南は太宰府インターと接続。
そこから、さらに南区にも行けるようになった。
かつて、西新を出て博多南駅へ行くには、今はない岩田屋西新店のところから城南線へ。
渡辺通一丁目で右折。
大橋を過ぎ、香蘭女子のところから右折して新幹線ガード沿いを走る。
このパターンで小一時間のコースだった。
今回カーナビが試算した予想時間は30分。2分の1である。
貴重な旅の時間を節約できるので助かる。
と思っていたら、ホンダのカーナビにまんまとやられた。
レンタカーのFitについていたのは、当然ホンダ製のカーナビ。
いつも使っているトヨタ純正と比べると、画面の切り替わりが早い。早すぎる。
分岐が続く高速道路では、まだ目の前にある分岐を通り過ぎていないのに、画面はもう次の分岐を表示して音声案内している。
お陰で、一つ早い出口で出てしまった。
結局、西南学院大学から1時間かけて着いた博多南駅。
今回の目当ては「100系 300系 500系 700系 レールスター N700系に一日ですべて乗る品川-博多の旅」で遭遇できなかった N700系7000番台を見ることだ。
去年来た時と同様、今日も一番端っこには500系が展示されている。
別に動態保存しているわけではないが、いつもこの場所にあるので、あたかもファンサービスで展示されているかのようだ。
あおっ
そう、その500系の鼻先に青い電車が見える。
知る限りの新幹線には無い色だけに、1秒でそれが「さくら」に使われる新型車両だと理解した。
クルマを駅前のコインパーキングに停めて、入場券を買ってホームに上がる。
運転手?がN700系を点検している。一般駅のホームでは撮れない絵だ。
今回の旅で初めて乗ったレールスター。出発を控えているのか、ヘッドライトが点けられモーターも回っていた。今回ホームから一望できた運用車両は、N700、レールスターだけ。300、700の姿は見えない。端っこに"展示"されていた500系は、ホームからは死界となり見えない。 (「死界」という言葉は禁忌なのか、ATOKでは変換されない)
お目当ての「さくら」用車両 N700系7000番台。
隣りに、N700が並ぶと、その青さが際立つ。これまでに雑誌に載った写真は、なぜか、N700などの「白い」車両と並んだものがない。JRから「白い電車との2ショットを載せないで」というお願いでも出ているのだろうか。
N700系7000番台は、JR西日本が所有する山陽九州新幹線相互直通運転車両。
山陽・九州直通便「さくら」「みずほ」に使用される。
編成番号:S
初期納入分は19編成。
白藍の地に濃藍のラインを引いた配色。
基本仕様、デザインはN700系を踏襲しているが、車体傾斜装置はついていない。
最高時速は、山陽区間300km/h 九州区間260km/h
8両編成
普通車指定席は 2+2列、自由席のみ2+3列
指定席:4~8号車
グリーン車:6号車後ろ寄り24席
同じ仕様の車両だが、JR九州が所有するものは N700系8000番台と識別される。
この日はまだ、九州新幹線エリアのテスト走行が始まる前。
写真の車両はJR西日本区間でテストしている車両であり、7000番台であったと思われる。
「新幹線・全部乗る旅」 旅日記+は不定期で連載中です。
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→100系 300系 500系 700系 レールスター N700系に一日ですべて乗る品川-博多の旅日記
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