ポルトガル代表、ようやくケイロス監督を解任
ポルトガル代表がユーロ予選開幕でつまづいた数日後。
9月9日
ポルトガル・サッカー協会がカルロス・ケイロス監督を2012年ユーロまでの契約途中で解任した。
協会としては早く解任したくて、ちょうどよいきっかけを探していたのだろう。
ここで解任しなければ、ユーロ出場が難しくなる。
ここが、取り返しが付かなくなるぎりぎりの線だ。
後任監督候補として名前が挙がったのは・・
元スポルティング・リスボン監督のパウロ・ベント
元代表監督 ウンベルト・コエーリョ
元スペイン代表監督 ルイス・アラゴネス
前アルゼンチン代表監督 ディエゴ・マラドーナ
最後の1人以外であれば、少なくとも現状よりはよくなる。
特にアラゴネスであれば、一気にユーロ2012の優勝さえみえてくる。
レアル・マドリーのモウリーニョは「アラゴネスに指揮を執ってほしい」とメディアに語った。
解任から5日後、カルロス・ケイロスが取材に応える。
「プレミアリーグのフラムとは契約目前だった」
「日本と豪州から代表監督のオファーがあった」
自分を大きく見せたい人に何を言っても始まらないが、内幕を暴露された側はたまったものじゃない。
こういう言動をみて、彼に声をかけることに躊躇するチームが増えるだろう。
彼に声をかけたということが事実ならば、日本の技術委員会は正常な判断力を失っていると言える。断ってもらって?日本は救われた。
解任から6日後、ルイス・フィーゴのコメントを「ザ・ゴール」が伝えている。
「ルイス・アラゴネスは良い仕事をするだろう」
「2012ユーロへポルトガルが確実にたどり着けるよう、最高の選択がなされることを期待している」親交が深いカルロス・ケイロスについてのコメントは紹介されていない。
かつてデコは、スコラーリがチェルシーを追われた際「もう少し長くチャンスがあってもよかった」と擁護した。
自らが子飼いと揶揄された親分を擁護すれば、チームに残る自らの立場に影を落とす。そんな計算抜きで同情を口にするところが人情に溢れている。
そこが、フィーゴとは違う。
9月11日
カンペオナート・ブラジレイロ21節
away アトレチコ・ゴイアニエンセ ●1-2
コリンチャンスはホームでグレミオに0-1で敗れた。
このため、勝ち点3点差での首位は変わらない。
1位 フルミネンセ 41
2位 コリンチャンス 38
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