鳥栖は「九州の交差点」
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"九州新幹線"を追っかけるばい 第7回
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8月27日
JR九州は8月31日から鉄道施設の確認試験を行うと発表した。
試験で走らせるのはN700系と800系。
熊本~新鳥栖間を新幹線車両が走行するのは初めて。
8月31日
試験初日
熊本~筑後船小屋間を時速30キロで各駅に停車しながら走行。
レール、信号、ホームのチェックをおこなう。
各駅では地元の人々や子ども達を招いて記念式典を開催した。
9月2日
初めて新鳥栖駅に入線。
橋本康志 鳥栖市長は記念式典で次のように述べた。
「新鳥栖駅は高速の鳥栖インターチェンジにも近く、九州の交差点に位置する。駅周辺に駐車場を整備し一本でも多くの新幹線に止まってもらいたい」
鳥栖市は「つばめ」だけでなく「さくら」「みずほ」の停車も求めていたが、10月には速達列車の「みずほ」が停車しないことが発表されている。
鳥栖市は人口およそ6万人の佐賀県の市。
地形的に福岡県に突き出した部分にある。
福岡市から南下すると一旦鳥栖(佐賀県)に入り、さらに南下すると再び福岡県久留米市に入る。
福岡市と久留米市の中間にあり、福岡の商圏。
市長が言うように鳥栖は「九州の交差点」
九州縦貫自動車道、横断自動車道が交差する鳥栖ジャンクションがある。
このジャンクションを使うと、もと来た道にUターンすることができる。
食べ物の名物は、鳥栖と言えば「焼麦」
かつて国鉄に乗ると、鳥栖で乗ってくる車内販売の焼売弁当が名物だった。
2010年10月現在、特急「みどり」「ハウステンボス」には車内販売そのものがない。
「リレーつばめ」も一部のダイヤのみ。
九州北部の名物である「かしわうどん」も鳥栖の名物として有名。
JR在来線鳥栖駅6番ホーム、鳥栖駅改札すぐそばの中央軒の人気が高い。
「焼麦」も中央軒が作っており、鳥栖の名物を一手に引き受けている。
■鳥栖の歴史
1954年(昭和29年)
周辺町村が合併し鳥栖市となる。
平成の大合併では、新たな統廃合はしなかった。
1987年
大分自動車道が開通。
鳥栖ジャンクションの4枝交差が始まり、東西南北高速道路の交差点となった。
現在のJR「鳥栖」は、鹿児島本線と長崎本線の分岐駅。
そして新鳥栖は九州新幹線と将来の長崎新幹線との分岐駅。
だが、2010年10月現在、九州新幹線から長崎本線への乗り継ぎについて公式な発表はない。
在来線の鳥栖駅と新鳥栖駅はかなり離れている。
いったい、どのように乗り継ぎを考えているのか。
そこで、鳥栖の実地検分に赴くことにした。
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