リプリーズでもいいかな?
リプリーズでもいいかな?
リプリーズ・・ オヨネーズ かつて「アフリカのツメ」でそんなセリフがあった。彼はこの英単語がお気に入りのようだ。
1981年に「Welcome to the Heartland tour」で始まって以来、すべてのツアーを見てきたのだが、1公演で同じ曲を2回やったのは初めて見た。
ライブ終わりに仲間にそのことを話すと
「確か coyote tourでもありましたよ」という。
初めてではなかったらしい。みんな、よく知っているな。
かつて島田歌穂がアイドルデビュー間もない営業で「マンガチックロマンス」を歌った後、松田聖子の持ち歌を歌い、さらに「もう一度聞いてください」と言って、唯一の持ち歌「マンガチックロマンス」をリプリーズした・・・
などという、ややこしいことを思い出した。
彼は大人になった
僕らも大人になった
ライブ会場にいて、いつも思う。
なぜ、僕はこの場所から一歩も動けないのだろう。
僕が今日選んだナイキフリー7.0は、もう1時間以上、一カ所に張り付いたまま動いていない。ライブの日はかかとが高い靴に限る。少しでも目線が高いほうが、前に立ちはだかる背の高い男達の頭をかわせるから。
ステップを踏むのも、ジャンプするのも 見知らぬファンと肩や肘がぶつかっても。誰も咎めやしないんじゃないか。そう頭では考えているが、やはり、体が動かない。関東の人は満員電車で接触に慣れているのだろうか。
足が鬱血してくるのがわかる。
これはまさに、エコノミークラス症候群
マラソンを控えていたら、こんなことはもってのほかだ。
レースの2週前、3月のツアーファイナルは東京国際フォーラム。
そこには、椅子があるから助かる。
WOWOWのフィルムが流れる。
2011年1月3日に放送される「コヨーテ、海へ」のプレビュー。
主演の林遣都が「さのもとはる」と発音した。
違和感がある。
なぜ、そんなに下手に発音するのだろう。
僕らならば、もっとうまく言える。
長渕剛の娘である長渕文音の英語は流ちょうだ。学生時代、英語をよく勉強していたらしいが、実生活もなくこれだけの舌の動きができることに舌を巻く。
それにしても、ドリンク代500円を別途徴収するシステムは破綻している。
誰もが立ち位置の確保を大切に思っている。
仲間と来れば、代わりばんこにドリンクを取りに行けるが、一人で来た人はこの場を動けない。
事実、ほとんどの人がドリンクを持っていない。
ドリンクを受け取らない人が多ければ、ハコ側のタダ取りだ。
友だちが言う
「みんな、終わってからもらうんですよ」
そうか。さすが、ライブに通う回数が違うな。
知識の幅が広い。
コインロッカーは300円
荷物は一つが精一杯。
僕のパックは奥行きが足りずにムリに押し込んだ。
ロッカーがハコの中にあるのはありがたい。
できれば、クロークでジャンパーも預かって欲しい。
それにしても新高島の駅と横浜ブリッツは仲が悪いのか。
どこにも案内が出ていない。
駅から徒歩2分の場所だから、構内に案内が出ていると思っていた。
ライブハウスは公的なホールではなく、1商店扱いなのかも知れない。
誰もが案内板を目を皿のようにしてのぞきこむ。
そこに、いくつかcoffee cupが置けそうだ。
いつもより、客層が若い。
サカナクションのファンか。
あるいは桜井和寿。
NHK「ソングライターズ」つながりで、そのアンテナに架かったのかも知れない。
友だちは「平日だからおじさんは来れなかったのでは」と分析した。
僕は思う。
椅子のないライブハウスがつらいんじゃないか。
(明日に続く)
| 固定リンク | 0
「音楽」カテゴリの記事
- 元春ライブで初めての「セットリスト記念撮影」(2023.09.23)
- タイムリミットを巡る葛藤 元春classicのアンコール(2023.09.22)
- 移りゆく、佐野元春がずしんと心に響く世代(2023.09.21)
- 「君を守りたい」という普遍的だが抵抗のあるフレーズが突き刺さる(2023.09.16)
- ハルナツアキフユ「詩人の恋」は、すべての人のスタンダード(2023.09.14)
コメント