王道を往く耳鼻科とジェネリック医薬品
世は流感のまっただ中。
電車では誰もがマスクを着けている。
一枚の布マスクを何度も洗って使っていた世代には、針金が入った高機能マスクを毎日使い捨てるのが忍びない。
耳鼻科探し初日
最寄り駅のそばにある耳鼻科の門を叩く。
ではなくて半自動ドアのボタンを押す。
半自動ドアの注意点は、すぐ中に入ると言うことだ。
ボタンを押してドアを開け、首だけを入れて中の様子をうかがう。
するとそこにドアが戻ってきて、首だけが挟まれる。
中にいる人の目が点になる。
幼少の頃、一度だけ経験がある。
すりガラスのドアが開く。
すると、そこには・・
お客さん ゼロ ^^;)
どうやら、ここは予防接種に手を染めていない様子。
王道の耳鼻科はいきなり1軒めで見つかった。
待合室で本を広げる間もなく「診察室へどうぞ」と受付嬢。
診察室に入るとエド・はるみに似た先生が待っていた。
従業員全員を女性でかためている様子。
はじめに聴力検査。
閉所恐怖症の人ならば絶対無理と思われる、狭い遮音室にはいる。
頭には密封型ヘッドホン。
手には昔のテレビについていたような、ボタン1つだけのリモコン。
法定健康診断でうけている「ぴっぴっ ぽっぽっ」という音を聞き取り、音が鳴っている間だけ手元のボタンを押す検査のロング・バージョンだ。
ところが、周りがうるさくて音が聞こえない。
後からやってきたらしい親子連れが、待合室で大声で歓談しているようだ。
つづいて、はるみ先生による問診。
検査によると、きーんと鳴っている方の右耳は、低音を聞き取る力が落ちていると言う。
「高音と比べて、低音は完治する確率が高いですから」
はるみ先生が励ます。
ネットでしらべると耳鳴りの大半は「加齢による難聴が原因」とあった。
その疑問を、コナン君の声ではるみ先生にぶつけたところ、あっさりと
「歳は関係ないです」
診療は2,100円
「発症から 2週間も経っているから、お薬は強めのを出しますよ。すぐだったら軽いのを出したんですけどね」ということで、処方箋に3種類も書いてある。
こりゃ、薬代けっこうかかるなぁと思っていたら薬は980円。
薬局のアンケートで「ジェネリック医薬品を希望する」にチェックを入れたのがよかったらしい。
ジェネリック医薬品とは、新薬の特許が20~25年で切れた後、他のメーカーが同じ成分で製造した薬。
新薬開発メーカーにとっては、おいしい所をもっていかれる悪夢の薬。
「国境の医師団」など限られた予算で、できるだけ多くの薬を確保したい人たち、そして消費者にとっては福音の薬。
新薬開発メーカーは利益が減った分、新薬開発費を削らざるを得ない。
化学式はできているのだが、実現できない薬が増える。
未知の治療薬を待っている患者にとって、ジェネリック医薬品は悪夢の薬。
既に薬がある病気の人には福音
未だ薬がない病気の人には死活問題
2006年4月から、医者が「ジェネリック医薬品でもOK」とお墨付きを出したうえで、本人がそれを希望した場合に限り、ジェネリック医薬品が選択できるようになっている。
2006年報道では「3割から8割安い」とされていたが、個々の薬が「元の薬」と比べてどれだけ安いのか、利用者にはわからない。
980円と聞いて思わず「やすっ」と口に出そうになった。
これから1週間 投薬治療が始まる。
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