デコの2010年を振り返る。2
3月21日
デコはプレミアリーグ、ブラックバーン戦に途中出場。
この出場は、2月2日以来久しぶりのものだった。
3月27日にはアストン・ヴィラ戦に先発出場。
これも2月2日以来。
CLに出してもらえなかっただけではなく、プレミアリーグ戦でもすっかり影が薄くなっていた。
4月2日
デコのインタビューがチェルシー公式サイトに掲載された。
主力選手が週末の決戦に向けて展望と意気込みを語る。
欧州クラブではごく当たり前のことだが、デコにとっては久しぶりのことだった。
その展望を語ったマンチェスター・ユナイテッド戦は先発して82分まで出場。
優勝争いの宿敵を相手に、awayで勝ち点3を挙げる重要な働き。
翌週のアストン・ヴィラ戦も先発起用されて、勝利に貢献。
優勝争いのもっとも重要な時期に先発起用がつづく。
アンテェロッティの信頼が嬉しい。
4月14日、ボルトン戦で1試合の「ベンチでお休み」のあと、トットナム戦、ストーク・シティ戦と再び先発出場がつづく。
この頃、チェルシーはシーズン当初とは違う4-3-3で戦っていた。
これについて「選手が決めたのではないか」とメディアが詮索していたが、すかさずデコが矢面に立ち「システム変更は監督の決定」と一笑に付した。
4月26日
デコが現役引退について言及した。
「大抵の仕事はそうだ。元エンジニアや元歯科医なんてことは、あまりない。
だが、サッカー選手はそれができない。いつか元サッカー選手になる」
英国紙サンデータイムスの記事は "ブラジルで設立した学校の運営をサポートすることを決断した模様" と伝えた。
この時期の引退言及は解せなかった。
チームがリーグ優勝に向かっている時に、引退を言うことはないだろう。
結局、チェルシーでの最後の出場は、引退言及前日のストークシティ戦となった。
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