マラソンで最後まで失速しない方法
「マラソン35kmの壁」は迷信である。
「ほんとは、まだいけるんだよ」
と脳から足に命令を出させればよいのである。
そのための方法はスポーツジェルの摂取だ。
過去5レースでいろいろな組み合わせを試してきて、前回のレースでベストの方法が見つかった。
レース当日の時系列でご紹介しよう。
■号砲前 45分
ベスパプロ 1袋
これは筋肉のエネルギー源である「グリコーゲン」を温存するため。
物理的に体力を残すための手段。
ベスパプロは「レース中の摂取も有効」とメーカーは謳っている。
ただし、レース中にベスパプロだけを摂り続けるのは失速の素。
その方法で走った「東京マラソン」を棒に振ってしまった。
45分前なのは、商品に「レース前30分~60分の間」と書いてあるため。
レースウェアに着替えて、預ける手荷物をまとめる頃に飲むのがちょうどよい。
■号砲前 0分~15分
パワーバー 2袋
自分が好きなフレーバーを2種類選び、1つずつ摂るとよい。
ゴミはスタートライン付近のゴミ箱へ捨てる。
■レース中(想定タイム 4時間30分)
[1] 0:30経過 パワーバー 1袋
[2] 1:00経過 パワーバー 1袋
[3] 1:30経過 ショッツ カフェイン入り 1袋
[4] 2:00経過 ショッツ カフェイン入り 1袋
[5] 2:30経過 ショッツ カフェイン入り 1袋
[6] 3:00経過 ショッツ カフェイン入り 1袋
[7] 3:30経過 ショッツ カフェイン入り 1袋
[8] 4:00経過 ショッツ カフェイン入り 1袋
エイドが見えたら、ポーチからジェルを取り出して摂る。
飲み終わったパッケージは手に持って走る。
エイドで給水して口内と食道をすっきりさせる。
パッケージをエイドのゴミ箱に捨てる。
2011年春にはショッツ+フラスクボトルの「カーボセット」が発売された。
ショッツ(カフェイン入り・同じ味)×3袋、フラスクボトルが付いて 1,000円
ショッツは1袋252円。フラスクボトルは480円なので、236円お得。
アートスポーツで販売している。
このようなセットが企画されるのを見るにつけ、カフェイン入りジェルが今後マラソン・サプリメントの定番となることを予感する。失速せずに走った人の大半が、この方法を採っていたという時代が来るのではないだろうか。
フラスクボトルはまだ使ったことがないので、機能的にどうかはわからない。
今春のレースはフラスクボトルを2本、あとはバラでポーチに入れて走る。
その体験談は、4月に連載する「佐倉でサクラ咲く?」(仮題^^;)でお送りします。
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