最後の関東春マラソン「佐倉朝日健康マラソン」
春の関東地区には、4つの市民マラソンがある。
2011年日程
2月27日 東京マラソン
3月20日 板橋Cityマラソン
3月27日 佐倉朝日健康マラソン
4月17日 かすみがうらマラソン
2007年に始まった東京マラソンは、第5回を迎える。
東京の都心を走りたいという人は年々増えている。
「板橋Cityマラソン」は「荒川市民マラソン」から通算すると第14回大会だが、大会資料には「第何回」という表記は一切ない。
この中でもっとも知名度が低いのが、千葉県佐倉市で行われている「佐倉朝日健康マラソン」である。
一般には、佐倉という土地が何県にあるのか、千葉県だと知っている人でもどの辺りにあるのかを把握している人は少ない。
だが、ランナーの間で 佐倉は 「あ、聞いたことある」という地名だ。
Qちゃんの「監督」で有名な小出義雄がランナー育成団体「佐倉アスリート倶楽部」を設立している。
かつて、有森裕子や高橋尚子が走っていたコースには「金メダルジョギングロード」という名前がついている。
ランナーの間では「金さん」という愛称で親しまれている金哲彦は、佐倉で「NPOニッポンランナーズ」を設立している。
珍しいのはマラソン大会の募集定員。
フルマラソン 5,000人
10km 5,000人
このように「マラソン」がメインの大会で、他の競技と定員が同数というのは佐倉だけ。
10kmは「一般の部」と「佐倉市民の部」に分かれており、市民の部は参加費が1,000円安い。
このような居住市民に別枠が設けられているのも、知る限り佐倉だけ。
「マラソンはムリだけど、いつも走っているから10kmくらいなら出てみようかな」
地元にこういうランナーが多いということだ。
地元にランニング文化が根付いていて、地元参加者で十分事足りる。
それゆえに、お金をかけて広く宣伝する必要がないのである。
定員は関東春マラソンで最も少ない 5,000人だが、エントリーは最も遅く 2011年1月12日まで受け付けていた。
2006 荒川
2007 湘南国際
2008 かすみがうら
2009 東京
2010 長野
年に一度、関東の春に走ってきたマラソン。
長野に向けて追い込んでいた去年の3月、
6年め6度めのマラソンは、佐倉を走ることに決めていた。
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