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2011年1月27日 (木)

マラソン4週間前にすること

東京マラソンまであと31日。
およそ4週間前。

そこで今日は、ど素人ランナーの皆さんに
「マラソン4週間前にすること」
のお話です。

あなたがまず始めにすることは、有給休暇をとることでしょう。
とるのはレース翌日と、翌々日の2日間。


僕は初マラソンから5回のマラソンすべて、レース後2日休んでいます。
疲れが抜けないとか、駅まで歩くのが大変だからではありません。
終わったらゆっくり休めると思うことで、レースで思う存分力が出し切れるのです。


東京マラソンを走っている時、後半の沿道で
「明日も仕事だ。でも頑張れ!」
というプラカードで応援している人がいました。
僕は休みだから笑っていましたが、あれを見てがくっと来た人が少なくなかったようです。
後半、苦しくなった時
「あぁ明日も仕事だ」と思うのと
「終わったら2日休める」と思うのでは、がんばりが違うのです。

「マラソンには35kmの壁がある」
という話を聞いたことがありませんか?
あれは迷信です。
練習不足の人には10kmあたりからすでに壁です。
では、終盤「35kmあたりで足が止まる」のはなぜかというと、脳が
「ここは大事をとって足が痛いことにして失速しておこう」
と筋肉に指示を出しているからです。

いいや、ホントはまだいけるんだよ。
しかも、2日も休むんだから、下手なレースしてたら休みの2日間、返ってつらいよ。
翌日に有給休暇をとっている人はそう考えるのです。

実際、湘南国際マラソンの第3関門で止められてDNFに終わった時。
2日間の休みは、やるせない気持ちで一杯でした。

しかし、会心のレースだった後の休みは、まさに天国。
自分はどんだけスゴイことをやり遂げたのか・・
その余韻に浸りながら、共に42.195kmを走った靴を洗い、ウェアを洗濯。
終わったら町に出て、レース前は節制していて食べられなかったものを昼間から食べる。
去年のレース翌日はカツ丼。
今年もカツ丼と決めています。

そして、帰宅したらレースを振り返ってレース日記を書く。
ブログをやっていなくても、この記録はいい思い出になります。
記憶が新しいうちにしっかり書いておくのがいいのです。


ちなみに、有給休暇以外にも「いいや、ホントはまだいけるんだよ」と脳に思わせるために不可欠な方法があります。
去年、初めてこの方法をとって成功したので、これから毎年つづけていこうと思っている方法です。
これは次回「マラソンで最後まで失速しない方法」で、お話ししましょう。

マラソン講座

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