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2011年1月31日 (月)

マラソンとTシャツとナイキの戦略

マラソンに出場すると、記念品がもらえる。
もちろん太っ腹な主宰者がポケットマネーでプレゼントしてくれるわけではなく、自分が払った参加費からその費用は捻出されている。
その記念品としてもっともよく使われるアイテムが「Tシャツ」
記念品でTシャツをくれない大会を探すことは、とても難しい。
今年走る佐倉を含めて、これまでに出た6大会はすべて記念品にTシャツが使われていた。

Tシャツ以外に"第二記念品"がつくレースもある。
2006年荒川では、前日受付で「バンダナ」
2008年かすみがうらでは「れんこんせんべい」がついてきた。

記念品も「参加賞」と「完走賞」がある。
2007年の第1回湘南国際では、Tシャツは完走賞で、記念品はスポーツバッグ。
第3関門で止められた僕はTシャツをもらえず、過去5度走ったレースの中で唯一「湘南国際」のTシャツだけがない。

記念Tシャツには大会名が入っている。
これに開催年次、年月日が入ることもある。
一方、大会名を入れず、主催団体のTシャツを使う大会もある。
そういう大会は、毎回同じものを使い回している。

協賛するスポンサー名が入るものがあり、かすみがうらマラソンは「JCOM」の企業名が入る。
ほとんどの大会は、年次毎にデザインを一新するのだが、かすみがうらは同じデザインで、年ごとに色違い。色を見ると何年の大会かがわかる。

ほとんどの場合、シャツはノーブランドだが、協賛するスポーツメーカーが製作して、そのロゴが入るものがある。
東京のアシックス
かすみがうらの美津濃
湘南国際のナイキなどがそうだ。

その中でも、ナイキのドライフィットTシャツは着心地がいい。
2011年1月23日に開催された第5回湘南国際マラソンのTシャツは、着心地・デザイン・色どれをとっても秀逸だ。

T1

1 今のジブンを追い越せ。
2 気力に限界はない。
3 苦しさはやがて消える。あきらめた事実は永遠に残る。
4 ゴールの先に何が見えるか。
5 ゴールは必ずくる。
6 下を向いたらゴールは見えない。
7 ジブンのすべてをコースに刻め。
8 とりあえずお先にどうぞ。
9 休むのはゴールしてからでいい。
10 42キロ、人生のたった数時間。

ここに記した 10行は、首の後ろに入るメッセージ。
もらった人によって、違う内容というのが手が込んでいる。
「とりあえずお先にどうぞ」が欲しかったが、届いたのは「ゴールの先に何が見えるか。」だった。

T2 わざと"汚した"デザインが最高!

大会では、このTシャツを着てナイキブースに来た先着5000名に湘南マラソンオリジナルの黄色いシューレースが配られた。

さらに 500円でTシャツにタイム印字サービスも実施。
ナイキは以前からランナー向けのノベルティに力を入れてきた会社。
どうやら、協賛マラソンをベースにして、アシックスからマラソン用品のシェアを奪おうと、ありったけの知恵を絞り始めたようだ。

マラソン講座

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