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2011年2月 2日 (水)

マラソンでマメができる本当の理由 それを防ぐベストの靴下

マメができる理由は、ある日突然わかった。
その日もいつものように、マラソン関連書籍を読んでいた。

 

「大半の人は、左右の足の大きさが違います」

 

そうだね。それは知っているよ。
でも、日本の靴メーカーは在庫管理が面倒になるため、左右別サイズの靴は売ってくれないんだ。
アディダスとナイキのカスタムモデルには、左右別サイズで売ってくれるものがあるが、モデルそのものに食指が動かない。
アシックスのゲルカヤノ、ニューヨーク。ニュートンなどの人気モデルが左右別サイズ販売を始めたら、どれだけいいだろう。

 

ん、待てよ・・
いつも右の薬指だけにマメができるのは、靴前部のアッパーに指が当たっているためだと思っていたが、自分は右足の方が左より小さい。
右にマメができるのならば、左にもできるはずじゃないか。
だが、レースで左足にマメができたことはない。いつも右の薬指と決まっている。

 

そうか!
右足は靴の中で足が前後に遊んでいたのだ。
足の長さが短いというだけでなく、甲も少し低いのだろう。
それで、下り坂では足が靴の中で前に移動して、アッパーに当たる。
遊びが多い分、当たる回数が左よりも多い。

 

マメとは、同じところに何度も衝撃が加わると、皮が擦れて摩擦熱で温度が上がる。そこへリンパ液が集まってできた水ぶくれ。

 

それで、長い距離を走っているうちに、当たる回数の多い右足の薬指だけにマメができていたのだ。

 

そこで、右足の遊び対策を考えてみた。
右足は甲の高さに沿って、フォアフット部分のシューレースを少々きつめに締めてみる。これで足が前にずれるのが緩和されるだろう。
あとは靴下。
靴下が靴にぴったりフィットすればいい。
つまり、摩擦係数が高ければ、前後に遊ぶ距離が短くなる。
しかし、そんな靴下は見たことがない。

 

Pro_pad 

 

それが、店頭で目の前に現れたのである。
アシックス PRO-PAD 5本指タイプ

 ・足の裏、フォアフットとリアフットにそれぞれ滑り止めがついている。

 靴下を履いてフローリングの床を歩くと、きゅっきゅっと床面との摩擦を感じる。

 

Pro_pad2 

 

・甲パッド、MPパッドが、上下左右に靴と足の隙間を埋める。

 その他にも

・生地が薄い
・通気スリットが開けてある
というように、マラソンの暑さ対策がばっちり。

 

「薄い生地の靴下はすぐに穴が空く」
という心配をする人が多いのか、店員さんはしきりに
「つま先が補強してあるから破れにくいですよ」という点を強調していた。

 

もちろん、即ゲット。
靴下は試着できないので、履いてサイズを試せないが、目安としては自分の足サイズ(靴のサイズではなく実寸)+1cmのものを買えばよい。

 

早速履いて走りに出る。
確かに従来の靴下と比べて、足が靴の中で落ち着くのがわかる。
十分良さはわかったので、洗濯をしてあとはレース本番まで仕舞っておくことにした。

 

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