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2011年2月 4日 (金)

マラソンのゴール予測タイムと、あなたのレースペース

東京マラソンまで3週間あまり。
ここらでしておかなければならないのは、レースペース表をつくることだ。
レースペース表とは、0-1kmから始まって、42-ゴールまで1km毎のラップタイムを書き込んだ表。
エクセルで作る。

Rp

F,G,I 列には数式を入れる。

セルI4に号砲が鳴るスタートの時間。H列に自分のレースペースを記入する。
上記の例では セルH5にはロスタイムを5分0秒と予測して記入している。

0→1kmは、練習で取り組んできたフォームを一つ一つ確かめながら走り始める。

0→5km までは1km毎に徐々にペースを上げていき、5→6kmからはゴールまで、すべて同じペース。以後はこのペースを「レースペース」と呼ぶ。

では「レースペース」はどのようにして決めるか。

まず初めに、自分の走力データを把握する。
それには2つ方法がある。

【 1 】練習で 10kmTT(Time Trial)を行う。
10kmTTは、10kmを走って合計タイムをとっても良いし、10km以上を走った時に連続する10kmラップの最速タイムを採ってもよい。

【 2 】レース6週間以内にハーフマラソンに出場していれば、そのタイムを採用する。

つづいて、【 1 】【 2 】いずれかのタイムに「変数」をかけてゴール予測タイムを求める。
(変数については後述)

ゴール予測タイムが出たら、上記例のレースペース表 H列に「レースペース」を入力してみる。

6分30秒
6分25秒
6分20秒
: :

値を変えながら入力してみて「レースペース」の合計タイム=ゴール予測タイムとなるのが、あなたの「レースペース」である。
このレースペース以上で走ると「つっこみ過ぎ」となり、後半にみじめな失速を味わうことになる。

このレースペース通りで計算すると、あなたの「目標タイム」に届かないかも知れない。だが、好調なレース展開をしていれば、後半にペースを上げることができる。去年の今頃は「マラソンの後半にペースが上がるなんて、ありえない」と考えていたが、実際にそうなったので、そう言える。

身の丈で走っておくことが、目標達成への王道なのである。

*変数について
変数は文献により、様々な数値が紹介されているが「マラソン講座」では以下の変数を採用している。
(右側の数値が変数)

10kmTTのタイム×5.3
ハーフのタイム×2.15


マラソン講座

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