マラソンで使うベストの手袋
マラソンで使う手袋に、必須の要件が1つだけある。
それは手のひら側・指間がメッシュであることだ。
レース中は暑くなる。
体温を必要以上に下げないために、手の甲側は防風機能が必要だが、握っている手の内側は通気性が必要なのだ。
気温0度以上であれば、走り出すと手がかぢかむことはない。
時間が経つと放熱が必要になる。
「暑いな」
そう思ったら、両手のひらを前に向けて風を受ける。
すると、あっという間に手の温度が下がり、気分転換になる。
暑いからと言って手袋を外すと、そこから体調が崩れることがある。
レース終盤に手袋を外すのは、急激にペースが落ちるリスクがある。
手袋をはめたままで体温が調整できるよう、手のひら側はメッシュであることが必須なのだ。
それから、できれば手の甲はパイル生地がよい。
汗や鼻水を拭くのは手の甲側。
パイル生地は水分をよく吸ってくれる。
汗・鼻水を手のひら側で拭くことはないので、手のひらがパイル生地になっている必要はない。
しかし、市販のランニンググローブでこの2つの条件を満たしているものは、2011年1月現在一つもない。
2006年に買った GOLDWINのGAG-200という製品がこれを満たしており、過去5レースはこれを使ってきた。
買い換えようと思い、1年数ヶ月探しているが見つからない。
2011年2月現在、販売されている製品では次のものがこの条件に近い。
■メーカー:ニシ・スポーツ
■品番:22-24
■発売:2008年
■実勢価格:1,785円 2011年1月末
手のひら側がメッシュ。
ランニンググローブとしては珍しく黄色がある。
手首は締め付け過ぎず、フィットする適度のゴムが入っている。
手の甲側はパイル生地ではなく、メーカーは「防寒素材」とクレジットしている。
メーカーの商品説明の中に「ランニング時、煩わしいグラブ脱着の必要がなくなります」という記述がある。これは、手のひら側がメッシュで、暑くなってきたら拳を開いて温度を下げられるので、脱ぐ必要がないと言うこと。
使用感はとてもよい。今春のレースはこの手袋を使うことにした。
| 固定リンク | 0
「しらべるが走る!」カテゴリの記事
- 我が心の引退レース(2022.03.09)
- 長崎平和マラソン エントリー方法発表!(2020.02.12)
- 大迫傑曰く「タイムは気にする必要はない」(2020.01.21)
- マラソンの最後の1kmは、それまでの41kmとは絶対に距離が違うと思う(2020.01.20)
- 地道に走り、最下位を脱出(2020.01.18)