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2011年2月 8日 (火)

完走を金で買う

マラソンは体で走る。スポーツだから、当然である。
環境問題における排出権取引のように、楽な完走をお金で買うことはできない。

 

だが、お金をかけて体に投資することはできる。
正しい方向にお金をかければ、それだけカラダが楽をできる。

 

初マラソンの人ならば確実に完走の称号を手に入れるため、お金でできることならばお金で済ませたい。
既に走ったことがある人ならば、終盤の死にそうな苦しさを緩和する方法がお金で買えるならば買いたい。
そう考えるのが人情である。
そこで、ど素人ランナーの皆さんへ、これまでに試した「完走を金で買う方法」をご紹介しよう。

 

【 1 】
マラソンで最後まで失速しない方法 」で紹介したレース中の栄養摂取。
これなくして、快適な完走はあり得ない。

 

【 2 】
カラダを包み込むレースウェアの着用。
下半身はCW-Xロングタイツ
上半身はアシックス柔流
これに今春のレースでは、両腕にZAMSTアームスリーブを着用する。
これらのコンプレッション・ウェアは、走行中の筋肉振動を抑えるので、疲労が軽減される。

 

【 3 】
サプリメントの服用。
練習20分後にアミノ酸
レース前6週間からは、血液の流れをよくするためにレシチン、マグネシウムを摂取する。

 

【 4 】
レーシングシューズを履く。
マラソンガイドブックを鵜呑みにして、300gを超えるような重量級の靴を履いているならば、200g、100g台のシューズに履き替える。
ただし、ニュートンはレース2ヶ月を切った時点から履き替えるのは無謀である。

 

【 5 】
オリジナル成型のインソールを入れる。
足型を採ってつくるオリジナルのインソール。
ただし、慣れるまでに時間がかかるので、レース前4週間を切っていたらやめておく。

 

 

「完走を金で買う」方法のうち【 1 】【 2 】の注意点は、これらをレース本番に限って使うということだ。

 

CW-Xを練習で着込んでいる人を見かけるが、練習で楽をしてどうする。
練習はカラダを鍛えるためのもの。

 

練習は苦しく、本番は楽に。
これがど素人マラソン講座の基本姿勢。

 

練習では、ノーマルな状態でできるだけカラダに負荷をかける。
一転してレースでは、これでもかというほど、サポートメソッドを詰め込む。
「完走を金で買う」方法は、競技規則に触れない"ドーピング"なのである。

 

マラソン講座

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