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2011年3月 1日 (火)

ONE TOKYO ではなく、東京マラソンに願うこと

東京マラソンが始まったのは2007年。
その後、全国で続々と新しいマラソン大会が始まりました。

湘南国際
とくしま
宿毛花へんろ
鳥取
しまだ大井川マラソンinリバティ
下関海響
奈良

そのいずれもが、一定の成功を収めて、継続しています。
これで、マラソン未開催の都道府県は

群馬
三重
島根
長崎

2010年は以下の3県で唯一のマラソンが中止になり、2010年にマラソンを開催しなかった都道府県は7県でした。

福井県「チャレンジ九頭龍マラソン」
佐賀県「ざっといかんばい林道マラソン」
滋賀県「あいの土山マラソン」

*転載禁止

さて、2011年から2012年にかけては、大阪、神戸、名古屋、京都と大都市の大規模大会が一斉に始まります。
東京マラソンと同様、都市の目抜き通りを封鎖して走るマラソン。
これまでは一部のアスリートだけの特権だったものが、各地の市民ランナーにも解禁されるわけです。

これまでは「なんとしても東京マラソン」と思っていたランナーでも、地元で大きな大会が始まるならば、旅費をかけずに済むし、そちらに出ようと乗り換える人が少なくないでしょう。
さぁそこで、東京マラソンはどう対処するか。

その第一の試みが「ONE TOKYO」
2011年大会の4日前、2月23日に設立、発表された東京マラソンの会員制クラブです。

いろいろなイベントが催されるようですが、それは割愛。
エントリー優先枠に限定して説明します。

■プレミアムメンバー
 出場権抽選のチャンスが3回ある。
 7月先行応募(3,000人枠)、8月一般抽選、11月2次抽選(非入金者数)

 プレミアムメンバー同士 500組 1,000人のペアエントリー枠がある。
 7月予定 フルマラソン:2人1組

 年会費:4,200円
 年会費はクレジットカード決済。申し出ない場合、自動継続で会費が引き落とされる。

■クラブメンバー
 抽選のチャンスは一般と同じ1回のみ。
 8月一般抽選
 2012年大会より、2次抽選の対象者がプレミアムメンバーのみとなる。
 年会費:無料

要は年会費 4,200円を払うと、抽選で当たるチャンスが増えるということです。
これが、ミュージシャンのファンクラブならば、4,200円も払えば、確実にしかもいい席をとることができます。
しかし「ONE TOKYO」では、チャンスが増えるだけ。
申し出ないと、自動的に次年度の会費が引き落とされてしまうというのも、忘れっぽい人には不安ですね。
いったいどれくらいのプレミアムメンバーを集めるか、注目です。

ランナー人口はこれからも増え続けて欲しいと思います。
そのためのマナー、モラルの向上に一役買う。
東京マラソンにはそういう存在であって欲しいと願います。


マラソン講座

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