一線を画す
【 ※せつねえ話 注意 】
職場では東北地方太平洋沖地震の翌週、月曜日から一斉消灯を続けている。人々は窓からの日光を頼りに仕事をしている。
これまで、エネルギー節約のために「定時一斉消灯」を実現しようとした時、少なからず抵抗があった。
だが今は有無を言わさず、フルタイムで実施されている。
「やれば、できるじゃん」
と苦笑いする人もいる。
でも、腑に落ちない気持ちが残る。
それから1週間が過ぎ、日に日に「手元が暗い」「伝票の字が読めない」という人が増えてきて、あちこちに電気がぽつりぽつりとつき始めた。
会社という「仲間」の間で、なぜ点けた?なにが悪い?という諍いが起こる。
すると、社内に「消灯に協力してください」 と通達が回った。
理由を確かめてみると、近隣から苦情の電話が来たらしい。
「なんで、おたくのビルは煌煌と電気がついているの?」
暖房はずっとついていない。
昨日はとても寒く、多くの人がコートを羽織って仕事をした。
ヒートテックやジジシャツ無しでは居られない。
被災地にいる人とそうでない人
節電に協力する人、しない人
現実としてそういう線引きはできてしまう。
そして今、身の回り、ネット上では
正義を振りかざす言葉の暴力者たちが
非国民を魔女狩りしている。
人々は自分の夢や希望・幸せを口にすると攻撃されるから、身を低くしている。
かつてW杯から帰国したサッカー日本代表に「夢と感動をありがとう」と叫ぶ人たちに、罵声を浴びせた調子で。
夢?希望?きれいごと並べるんじゃないよと、暴力が起こる。
そんな攻撃は要らない。
慈善、貢献
それはその人の心にあるもので、それを口にするまではいいけれど
他人に強圧したらもう、暴力。
被災地の人にだけ暖かくするのではなく、
身の回りにいる人、一期一会の人にも同じように接していきたい。
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