宇佐美彰朗のランニング・クリニック
「宇佐美彰朗のランニング・クリニック」
まず始めに宇佐美さんが自ら、今日の予定について説明する。
・・というより宇佐美さんが1人でとり仕切っている。
サポートする人はいない。
あの大がかりと思われた運営はどこへいったのか。
説明が終わると、貴重品以外の荷物は教室に置いたままにして、グラウンドに出る。
廃校になった小学校のグラウンド。
東京23区内の小学校は、運動場が狭いうえに舗装されているところが多い。
ここもその一つ。
初めて東京に来た時は、目が点になった。
なにこれ?運動場が土じゃないの?
転んだら、怪我するじゃないか・・
早速1人ずつビデオ撮影にはいる。
カメラマンは宇佐美さん。
NSVAのビブをつけた女性がスタート位置にいて、カメラにむかってナンバーカードをかざす。
これが後でビデオ編集する際、目印となるのだろう。
最初はカメラに正対して50mほどまっすぐ走り、カメラ直前で右に外れる。
宇佐美さんから走り方のヒントは与えられない。
ありのままのフォームを撮るためだ。
肩の力を抜く
肩を回転させる
腕振りの拳は腰の位置で止める
去年長野用につくったフォームのチェックポイント。
これでも研究を重ねてたどり着いている。
自負がある。
つづいて二本目の撮影。
トラック沿いに右回りに走る姿をカメラが右から狙う。
いつものランならば走り始めてチェックポイントを一つずつつぶしていき、安定走行に入るまでに 100mほどかかる。
だが今は悠長にやっていてはゴールラインに着いてしまう。
速攻でチェックを終え安定走行に移行した。
所定の撮影を終えると、ここでようやく宇佐美さんによる実技指導。
1人ずつ30mほどの直線を走った後、宇佐美さんが質問する。
「腕振りの注意点は?」
皆、顔を見合わせている。
誰も答えようとしない。
はい、あなた
端っこにいた僕が指名された。
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