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2011年4月11日 (月)

佐藤夕子の離党はしかたないがね

2月17日
愛知県議会議員、民主党の安藤雅彦が、民主党を離党。
「減税日本」から4月の県議選に立候補することを発表した。

2月19日
名古屋市のベル・シャポーが「めざせ!名古屋名物 民主主義まんじゅう」を発売。
パッケージには河村たかしと大村秀章があしらわれている。

まんじゅうの中身は愛知名物「八丁味噌」入りのこしあん。
12個入り630円。
ベル・シャポーは2009年に河村たかしをパッケージに使った「でぇらたかしの味噌まんじゅう」を発売した会社。
その商品をリニューアルしたものと思われる。

2月22日
民主党、与謝野馨 経済財政担当大臣が記者会見で河村たかしを批判。
「減税日本とはしゃいでいるよりは市の地方債残高を減らすべきだ」

借金を減らすことができないどころか
「いざ政権をとってみたら、あると思っていた財源は実はありませんでした」
と開き直って、赤字国債を増発したのが民主党。

赤字をさらに拡大させた政党の一員に、まさか借金を減らせと言われるとは思わなかった。

2月25日
河村たかしは、首相官邸を訪れた際、与謝野馨経済財政担当大臣と偶然でくわした。
河村たかしは三日前の発言撤回を求めたが、与謝野大臣は拒否した。

3月3日
民主党の衆議院議員 佐藤夕子が離党届を提出。
「減税日本」への参加を発表した。

岡田克也幹事長は「佐藤さんは河村さんの秘書だった特殊事情もある」とコメント。

佐藤夕子はかつて、河村たかしの秘書で、2007年に愛知県議会選挙に出馬。
公約として「政務調査費の領収書を1円から公開する」「費用弁償を受け取らない」を掲げて当選した。
ところが、公約を実行しようとした佐藤に、公約を守らぬよう民主党が圧力をかけた。
選挙に通るまでは庶民寄りのことを言ってもいいが、通ったら約束を守ってはならん。
・・・なんとも不思議な政党である。
そういえば「生活が第一」とテレビCMを流していたのは、政権交代前の民主党だった。

河村たかしが間に入って党籍除名は免れた佐藤。
ところが、河村たかしが名古屋市長となった後の、衆院愛知1区の補選では、民主党がその後継として、佐藤を担ぎ出した。

一度は除名しようとした議員が、利用価値があるとみると今度は担ぎあげる。
そんな身勝手な姿勢に翻弄され続けた佐藤夕子。
今回の民主党離党。その気持ちは痛いほどわかる。
「特殊事情もある」と言った岡田克也、無理もないと思ったのだろう。

ところが、菅直人の反応は違った。
「(佐藤夕子議員は)民主党として当選した。離党は国民の理解を得にくい」
国民が民主党が陰でやっていることを知らないからと言って、この発言。
語るに落ちる。


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