フラット走法!
フラット歩法は走らない日も効果の高いトレーニングができる。
その目的はフラット走法を身につけることだ。
フラット走法とは、土踏まずのやや後ろあたりで着地する走り方。
速く走るためには必須であり、エリートランナーはフラット走法で走っている。
フラット走法のことをフォアフット着地走法と書いている文献もある。
走っている時の感覚としては、フォアフットで着地しているイメージでちょうどよい。
それで実際には、土踏まずやや後ろで着地している。
土踏まずあたりで着地している感覚の人は、実際にはかかとから着地している。
フラット走法ができているかを確認する方法がある。
アウトソールかかと部分の靴がすり減っていなければ、できている。
かかとの内側が片減りしている場合は、まちがいなくかかと着地。
外側が片減りしている場合、つま先側と比べてかかと側がひどくすり減っている人は、かかと着地している。
ただし、ど素人ランナーにはフラット走法で42kmを持ちこたえる筋力がない。
フラット歩法は、フラット走法で42kmを走りきるための基礎づくりである。
・親指と小指で着地するイメージを持つが、実際には指で着地してはいけない。
・地面を強く踏むイメージをもつ。地面は踏むのであって、蹴ってはいけない。
また、地面を離れる際、足首を返してはいけない。
これだけで、足中央(土踏まずあたり)での着地になる。
上り坂では、フォアフットだけで着地していることを確かめる。
下り坂では、前のめりになるが、ブレーキをかけず、スピードを殺さずに降りる。
フラット歩法を始めてから、しばらくの間は筋肉痛になる。
痛い場所は次々に変わる。
おかしな痛みの場合は、歩き方がおかしくないかを疑い、フォームを微調整する。
1週間ほどすると、ウェスト背中側が細くなっているのがわかる。
フラット歩法ができているかをチェックする方法
・歩道の線上を歩き、一本の線をトレースして歩いていることを目視確認。
ただし、一本の線を歩くことが目的ではないので、意識する必要はない。
・体組成計で左右脚筋肉量の変化を記録する。
・靴のかかとの減りを写真に記録する。
フラット歩法を始めて1か月が過ぎた頃、歩く速さが遅くなったことに気づいた。
通勤路で、ハイヒールを履いたOLに追い抜かれるのである。
当初その理由は、走るフォームで歩いているためだと考えた。
つま先寄りで着地しているので、ブレーキがかかっているのだ。
そこで、軽く腕を振り、走っているつもりで前に跳ぶように歩くフラット歩法(Ver.2)を取り入れた。
これならば、周りを歩いている誰よりも速い。
気分がのらない時は(Ver.1) のってきたら(Ver.2)で歩く。
この頃は、これがベストと思っていた「フラット歩法」も、後にモデルチェンジすることになる。
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