震災の影響で マラソン相次いで 自粛 中止
3月14日
「板橋Cityマラソン」が中止を発表。
板橋は前回の「荒川市民マラソン」名義での最終回が強風で中止となっており、これで2年連続の中止となる。
東北で津波による大きな被害が出た状況下、コース全体が荒川沿いという条件からして、リスクが高いと判断するのはやむを得まい。
板橋の動向は同じ時期、同じ関東のマラソンゆえ、佐倉の運営スタッフが注目しているはず。
どうか、これには倣わないで欲しい。
同じ日、佐倉のウェブサイトにも告知が出た。
ページを開いた瞬間、戦慄が走る。
マラソン大会の開催可否について(2011/03/14)
東日本大震災及び計画停電の影響により、大会開催の可否について現在検討中です。
近日中にご連絡いたします。
ここまでこれだけがんばってきたのに
走るのが辛い時も、レースの快走を信じてがんばってきたのに
今更なしでこの春は終われない
佐倉のスタッフの皆さん、なんとか僕らの希望の灯を消さないで・・・
しかし、それは"僕らの"希望ではなかったようだ。
ネットでは「エリートランナーならまだしも、一般ランナーが走るのは自己満足に過ぎない。中止すべき」という書き込みがあった。
他にも「走る気分ではない」「被災者のことを思うと走るべきではない」といった"中止肯定派"の意見が並ぶ。
誰かが「走りたい」と書くと「練習がムダになるから、中止にしたくないんだろう?」と言われる始末。
誰もが自粛を強制され、自粛に異を唱える者はまるで非国民のように罵倒される。
せっかく練習をしたのだから走りたいという意見は批判されるため、なりを潜めた。
走りたいという願いを口にすることさえ許されない。
同じランナーでも、意見には個人差があるのだということを痛感した。
身を屈めるしかなかった。
3月14日午後には「3月15日中にはホームページにてお知らせいたします」と明確な日程が掲示された。
そして迎えた3月15日午後、佐倉の中止が発表された。
走り始めて14週
佐倉が中止になった。
マラソンシーズンを締めくくるゴールはおろか、着くべきスタートラインがなくなった。
ここで走り終えるか・・
そう考えてすぐ、大好きというわけでもないRUNを積み上げてきたことを思う。
いや、そういうわけにはいかない。
自分は走ることが目的ではない。
準備をして、マラソンで何らかの結果を残すという一連のサイクルが、自分にとってのマラソン・プロジェクト。
時期を先に延ばしてでも、ゴールで終わらなければ、僕のマラソンは終わらない。
佐倉の代替となる、4月以降に開催される大会の調査に入った。
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