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2011年5月13日 (金)

よーい、すたーとっ 日本一ゆるい号砲

2月12日(土)
WRJ新春ランニング感謝祭は建国記念日に近い、2月の第二土曜日に開催される。
土曜日開催のレースは珍しい。
フルマラソンで土曜日開催は「長崎国際マラソンinハウステンボス佐世保」だけ。
旅マラソンの場合、レース後にゆっくり観光を楽しむことができる。
そうでなくても、翌日はゆっくり休みたいというランナーにとってはありがたい。

前日の天気予報は雪。
WRJは、前年の2010年大会も雪に見舞われている。
マラソン大会は雨天決行だが、雪の場合は危険なため中止となる。
主宰者のウェブサイトで「開催」が告知されたのを確認して自宅を出た。

9:00受付
スタート時の天候は曇り。気温は3度。
定員2,000人に対して554人が申込み、321人が参加した(2010年は296人)
空模様をみて、欠場を決めたランナーが多かったのかも知れない。
更衣室として、着換え用テントが男女各1つずつ設置されている。
風が入らぬよう工夫されており、寒さをしのげてありがたい。

10:30
「ピストルとか無いんで・・」

委員長の「よーい、すたーとっ」のかけ声でスタート
一斉に笑いが起きる。
こんな力の抜けた号砲は初めてだ。

目標タイムは2時間0分。
本番レース同様、5kmまではスローペースで入り、6kmからは5分40秒ペースを維持。余力次第でラストスパートをかけるというプラン。
お約束で皆さんが猛然とスタートダッシュしていく中、1人のんびりと走り始める。

1km
雪が振ってきた。
そこに、多摩川お決まりの北の風。
等々力に向かって北上する区間は向かい風になる。
ここはしのぎ処だ。

2km
どうも右腰が痛い。
はき慣れないCW-Xのせいで、動きが制限されているようだ。
CW-Xはレース以外では履かないことにしており、およそ10ヶ月ぶりの着用。
練習は自然体。
本番はとことん "レース限定特別仕様"
これを使い分けることで、本番を乗り切る自信が膨らむのである。

3km
今日初めて使っている「ZAMST」は、締め付け感がなく、なにも問題ない。
本番レースでは上下デコユニだが、今日は雪を見越して上下とも、ウィンドブレーカーを着込んでいる。
この寒いなか、ボランティアの方は密度高く沿道についており、安心感がある。
大会スタッフが68人もいたことを、後に大会資料で知った。

4km
降る雪は強さを増している。
メガネに雪溶けの水滴がたまり、視界は5m程度だ。
鼻水が止まらない。
足の指がかじかんできた。
だが、体力は温存できている。

5km
等々力(およそ5.1km)で最初の折り返し。
ここから、古市場に向かって南下する区間は追い風。
タイムの稼ぎ処だ。

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