一人ぼっちの旅マラソン前夜
小松駅のコインロッカーから、旅の荷物をピックアップ。
今日の宿、サンルート小松へ歩を進める。
駅からホテルへつながる道の途中に喫茶店がある。
ここで少しくつろぎたい・・・
しかし、今はレース前の禁カフェイン中。
コーヒーがとても恋しい。
喫茶店に入り、コーヒーを飲みながらここまでのメモを書く。
そんな旅の楽しみを我慢するのは辛かった。
サンルート小松はジョルダンの「出張パック」にセットされていた。
JR小松駅から 720m 徒歩12分、設備がよいビジネスホテル。
部屋に加湿器があるか?
毛布は追加で借りられるか?
旅マラソンではいつも確認する質問をメールしたところ、コンシェルジュから即座に、部屋に入れておいてくれると返信があった。
どちらが客だかわからないような、サービス業者が多いなか、このような「商売熱心」さは嬉しい。
エアコン、テレビ完備 地上波放送は無料。
インターネットのLANケーブル完備。パソコンを持参すれば無料で使うことができる。1日1,000円でパソコンの貸出もある。
目覚まし時計、歯ブラシ、コーム、カミソリ、コットン・綿棒、ドライヤー、ナイトガウンが常備され、電磁ポット、冷蔵庫(電源オンオフ式)もある。
朝食バイキングは7時からなので、今年も自前調達となる。
お湯が沸かせるポットと冷蔵庫は必須である。
共用電子レンジはないが、フロントに頼めば温めてくれると、コンシェルジュからのメールにあった。
部屋に入り、荷物を広げてすぐ、ダミーのナンバーカードを安全ピンでユニフォームにつける。
そしてカードをはずす。
すると、そこには安全ピンだけが残る。
当日レース前の受付というのは、今回が初めての体験。
ナンバーカードをユニフォームにゆったりと留めるのは難しい。
安全ピンの位置を決めておけば、レース前の慌ただしい時に焦らずに済むと考えた。
つづいて、最寄りのスーパーに朝食の買い出し。
ホテルから440m 徒歩8分の場所に、マルエー土居原店がある。
小松駅にはコンビニがあるが、ホテルまでの間にコンビニはない。
ここが唯一、食料品が調達できる店だ。
朝ご飯のメニューは去年と同じ「とんかつ・ごはん・納豆・みそ汁」と決めてきた。
初めて訪れるスーパーマーケットは何がどこにあるかわからない。
一つずつ店員さんに尋ねながらカゴに入れていく。
店員さんはとても朗らかで親切。
旅先では都会とは明らかに違う優しさが嬉しい。
とんかつ、ごはん、みそ汁と順調に見つかったが、最後に納豆だけが見つからない。
もしかして、石川県民は納豆を食べないのか?
と思ったら見つかった。
しかし1個売りがない。3個パックで78円。
1つ食べて2つ捨てるというわけにはいかない。
誰か2個もらってくれないだろうか・・
と思ったが、見ず知らずの人から突然「納豆2つ要りませんか?」と言われたら、気味が悪いなと思って、納豆は諦めた。
レジでお金を払うと、カゴに袋を入れてくれなかった。
あれ、袋は?
レジのおばちゃん、きょとんとして言う
「あ、持ってないのね。有料ですけど、いいんですか?」
引き出しの奥から、有料の袋を引っ張り出す。
袋を買う人は滅多にいない様子。
聞くと、この地域ではどのスーパーもこうなのだそうだ。
進んでいるな、小松
まだ17時を回ったばかりだが、外は冷えてきたのでこの足で夕飯へ。
これも事前に決めておいた中華料理店へ。
去年、長野マラソンの前日「大阪王将」で炒飯を食べて、レースが快走だったから験を担いだというわけではなく、ただただ炒飯が食べたかった。
入浴を済ませて、荷物の整理を終えると20時。
忙しかった
息つく暇もない
どえらい準備だ
自分のマラソンは、準備の工程が多い
多すぎるかも知れない。
人が見たら、そこまでやるのかと言うだろう。
少しずつこれを減らしていくには、サブ4が転機になる。
佐倉を走ることが成らず一時は呆然としたが、こうしてスタートラインまできた。
幸せに感謝
明日は楽しむことができそうだ
準備は万全
体はできている
入れ込まずに、脳に任せよう
去年、前夜の宿で38度の熱が出て慌てたが、今年はなにごともなく順調。21時を前にして眠りに落ちた。
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