卓上ブロックカレンダー探しの日々(完結編)
卓上ブロックカレンダー探しの日々はつづいていた。
そして、思いもがけぬ場所で結論が出た。
→日付だけを確認したい!卓上ブロックカレンダー探しの日々
卓上ブロックカレンダーとは、1面に1つの数字が書いてある六面体を2つ使って、一ヶ月の日付を表すカレンダー。
1日~31日の31通りを表現するには、
10の位に[0][1][2][3]
1の位に[0][1][2][3][4][5][6][7][8][9]
が必要である。
同じ数字が並ぶ日付は11日、22日がある。
ゆえに[1][2]は2つずつ必要。
33日、44日・・・という日付はないので、[3]~[9]の数字はどちらか一方にあればよい。
一桁の日付を表す時には10の位に[0]が必要なので、[0]も2つ必要。
それを合計すると必要な面の数は13になる。
6面体×2=12なので、面が一つ足りない。
いったい、どのように数字を割り振っているのか?
前回、29分考えて出した結論は[0]を一つだけとして、
4日~6日の三日間はブロックを一つはずすというものだった。
[0][1][2][4][5][6]
[1][2][3][7][8][9]
毎月4日、5日、6日はブロックを1つカレンダーから外してください。 その際、ブロックをなくさないよう注意してください・・・ |
04、05、06が表現できないので、恐らくこの商品にはこんな紙きれが同梱されているのだろう。
インターネットでは、手頃な大きさのものが見つからないため、数軒の文具店を見て回った。
博多駅の東急ハンズにも足を運んだ。
だが、それは意外な場所にあった。
里帰りした実家、姪っ子の机の上に。
さっそく、2つのブロックを手に取りメモに書き付ける。
[0][1][2][3][4][5]
[0][1][2][6][7][8]
[0]が2つあるのか・・
ということは"紙切れ説"は無しだな。
それにしても、なにか1つ足りないんじゃないか。どの数字だろう?
キツネにつままれた気分でいると姪っ子が言った。
「6をひっくり返して、9につかうんよ」
あまり好きではない、というよりかなり嫌いな言葉だが、この時の気持ちにぴったりだから言おう。
久しぶりに"目から鱗が落ちた"
(おわり)
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