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2011年8月21日 (日)

あのノモマックス、見逃していませんか?

わが心のノモマックス(5)

ノモマックスは1997年Springシーズンに発売された。
「NIKE完全読本Vol.3」によると発売月は「1996年12月、1997年2月」となっている。
ファーストカラーは青/白と白/黒の2種。
ドジャーブルーに白の組合せのファーストカラーは、3シーズンに渡って販売された。
同じカラーのモデルが3シーズン連続でカタログに載ることは、珍しいことだった。

ノモマックス以来、靴コレクターの道に入っていた僕は、半年もするとなじみの靴屋を見つけ、ナイキのカタログを見せてもらっていた。
ノモマックスの3シーズンめの頃には、既にナイキブームは終焉している。
店頭には当たり前のようにノモマックスが展示されている。

「え?持っている?2足めのコレクションに!」
「あのノモマックス、見逃していませんか?」

知恵を絞ったPOPが、過剰在庫を抱える販売店の苦悩をにじませていて共感を覚えたのだが、さすがにそれ以上は買えなかった。

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ヒールトップには野茂の背番号「16」の刺繍。
アッパーデザインは、野茂の「派手でなくアグレッシブなものに」というリクエストを元に彼が好きなドジャースのチームカラー青、白を採用。
ギザギザのデザインは、空想上のモンスターの手をイメージしたと開発者の金井準一が語っている。

参考文献 
「NIKE完全読本VOL.3」ソニー・マガジンズ 1996.12.30発行

ノモマックス発売と同時期、野茂が試合で使用していたスパイクも発売された。
AIR NOMO、通称ノモメタル。

ノモメタルのミッドソール・クッションは、前後ともズームエア。
購入から14年が経った今も、外見上は加水分解もなく平穏を保っている。
草野球チームに入っているわけでもない僕は、スパイクの刃がついた靴で表を歩く機会がない。
"使うコレクター"を自認しているものの、この靴の使用回数は最も少なく、買ってすぐに近所の公園で履いた一度きりにとどまっている。
できることならば、スパイクの刃を外して街で履きたいくらいイカしている。

靴は経年劣化する。
5年もすると、ノモマックスのようにレザー系の素材が使われているものは、陽と湿気を浴びて別の顔を見せ始めていた。
そこで、2002年にはヤフオクでさらに投げ売りされていたところを買い足した。

2002

この靴は靴ラックに飾らず、防湿剤を入れて箱に入れて保存。
そうすると色が変わらず、美しいままの姿を保つことができる。
写真は2002年に撮影したもの。ビジブルエアが透明で奥が見通せる。
9年経った今、箱を空けてみるとアッパーは美しいままだったが、ビジブルエアは黄色く曇り始めていた。

2006年
1997年に購入したノモマックスは、購入後9年でリアフットエア周りのミッドソールが加水分解し、寿命を終えた。
ナイキのビジブルエア~透明の空気バッグ~は、加水分解が始まるとビニルが曇って中が見えなくなるので、わかりやすい。

Nomo1

これで履けるノモマックスが無くなった。
"使うコレクター"なので、履けなくなった靴はすぐ処分する。
だが、わが心のノモマックスだけは捨てられない。
靴ラックに並んでいて、その姿が見えるだけでいい。
すべての靴の中でも、ノモマックスだけは別格なのである。

つづく

 →スポーツシューズ用語

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