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2011年8月29日 (月)

うそ発見器と線量計 線量計の選び方

怪しい機械が好きだ。
怪しいと言っても、仕様には根拠があり、でたらめではない。
べらぼうに高価ではないが、気軽に買える値段でもない。

その昔、うそ発見器を買った。
出張で来た渋谷の東急ハンズで。
9,800円だった。

被験者の指にセンサーをはめて、質問する。

「こないだ一緒に歩いていた女は誰だ?」

ぴぴぴぴぴ・・

発汗量の増加を感知して、心にやましいことがあると警報音が鳴る。
仲間と呑みに行った席は、この1台で大いに盛り上がった。

事実のようでもあるが、あくまで目安である。
洒落で流せる曖昧さがあるから、皆が楽しくなることができた。

2011年夏、線量計(Geiger counter)を研究していて、数十年前のうそ発見器を思い出した。
放射線量の大小は、その土地に生活する者にとって洒落にはならない数値だ。
だが、線量計の数値はかなり曖昧である。

測定する機器をビニルやアルミ箔にくるむと、数値がより正確になる。
同じ場所でも高さによって大きく数値が違う。
機械の精度は個体差がある。


こうなると、国やメディアが使っている数値との相対評価はできない。
線量計の数値とのつきあい方は、毎日入浴前に測ると正確(TANITA談)な体組成計と同じだ。

あちらこちらといろいろな場所を測ることに、あまり意味がない。
数値の高さ低さに一喜一憂することはない。
毎日、おなじ時間、おなじ場所で測り続ける。
その推移、プラスマイナスのみが、参考となる情報と言える。
そういう視点に立てば、線量計は高額で高性能なことよりも、ほどほどな価格で使い勝手の良さがポイントとなる。

2011年8月末現在、研究の末、買うとしたら次の製品となった。

ロシア製 SOEKS 放射線測定器 食品測定機能付(硝酸塩)
2011年6月発売
33,700円
 →Amazon 販売ページ

・人気がある製品SOEKS-01Mに食品測定機能が追加されている。
・最低0.03μSv/hから最大1mSV(1000μSV)まで計測。
・計測時間は20秒以内。
・ディスプレイは英語、ロシア語の2言語。
・テスターを野菜、フルーツなどの食品に挿すと、硝酸塩を計測できる。
・寸法 14.4 x 1.7 x 4.7 cm

Senryokei

線量計を買う時のチェックポイント

1,充電式電池が使える
2,乾電池が使える
3,計測時間が速い(30秒以内がよい)
4,日本製であり、日本語表示である(ロシア製が多い)
5,ネタになる数値を測ることもできる

上記の製品は4の条件にあてはまらないが、それ以外、特に5を唯一クリアしている。

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