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2011年9月28日 (水)

下りA席 本日のメインイベント 「左富士」

7:57
三島を出て 5:30で山側つまりE席から富士山が見え始める。
今回はA席なので"右富士"は臨めない。

7:58
「お待たせしました」
待ちに待ったA車ワゴンがやってきて、コーヒーを所望する。
A席は通路から最も遠いせいなのか、サーバーにカップをはめて渡された。
「ただいま団扇をお配りしています」
団扇を使う習慣はないので一瞬断ろうかと思ったが、レアな図柄だったら貴重だと考えて受け取る。
しかし大手電機メーカーのCMが載っているふつーのウチワだった。

7:59
千本松原まではかなり距離がある。
標準レンズでは、遠くてダメだ。
10分後に訪れる、のぞみ区間最大の楽しみに備えるため、コーヒーはおあずけ。

759_1000

8:01
「新富士」通過
新富士を通過すると1分で富士川鉄橋を渡る。
富士山をバックに新幹線を撮る有名なポイントだが、A席からの眺望は冴えない。
1km先に見える車道は「富士由比バイパス」

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8:04
由比海岸
車窓から海を捕らえようと思ったが、由比の海が見えるのはトンネルとトンネルの間、ほんの一瞬。
正確な時間がわかっていなければシャッターは切れない。
新横浜を出て35分後、この一帯が東海道新幹線で最も海のそばを走るポイント。
海までの直線距離は570m弱。

8:06
ちびまる子ちゃんの故郷、清水の町並み越しに
清水港のクレーンが見えている。

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8:08
「静岡」通過
静岡を出てすぐ線路は左にカーブする。
車体が左に傾くのがわかる。
これほどまでに列車の傾きを喜び、体に感じるのは初めてだ。
その理由は1分後に来る。

8:09
新横浜から40分、ここがA席最大の見せ場である「左富士」だ。
下り列車A席から斜め後ろを振り向くと左側に富士山が見える。
東海道新幹線は東西に走っているので、富士山は常に山側(E席側)から見えるのだが、この1分間だけは進路がほぼ南になるため、左側から富士山が見えるのである。
しかし、あいにくの曇り、それに霧。
この区間、一番の楽しみにしていた左富士は不発に終わった。
再び車体が右に傾き、お楽しみは終了。

809_hidarifuji この霧の向こうに・・・

8:11
陽は差しているが、空高く、B列の人の足下までしか日射しが届いていない。
B列の若い兄ちゃんはさっきから爆睡している。

こだま のぞみ ひかり みずほ さくら つばめに一日ですべて乗る品川-新鳥栖の旅

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