とんかつの元祖「煉瓦亭」と、お国言葉の「白いばら」
銀座1~3、6~8丁目には1番地がなく、2番から始まっている。
これは中央区と千代田区の境界線が確定していないためだ。
全国にはこうした境界線未確定の地域が23都道府県に 14,983平方キロあり、国土の4%を占める。
県と県の境界線が確定しているのは、以下の9県のみである。
栃木、福井、奈良、島根、山口、徳島、愛媛、高知、長崎
グリルスイスの3軒となりにはとんかつの元祖である「煉瓦亭」
ガス灯通りを、銀座2丁目の方向へさらに歩くと
社交場「白いばら」
「あなたのお国言葉で話ができます」
在籍する女性たちの名札が、都道府県別の日本地図にかかっている。
47都道府県ファンとしては、とても好きな発想である。
いや都道府県ファンでなくても、きっと好きだろう。
この地図を見た男性はまず、自分の出身県を見る。
長崎県はさくらさんだ。
いったい開口一番どんなふうに話すだろう。
「ようきたねぇ」
いや、それほど馴れ馴れしくはないか
「いらっしゃいばい」
それじゃドリフのコントだ。
そういえば山口の「おいでませ」沖縄の「めんそーれ」に匹敵する、初対面・歓迎の言葉が長崎にはないじゃないか。
これは長崎県庁観光課の皆さんに会議を開いてもらわなければ・・
想像力が膨らむ。情景が浮かぶ。楽しい。
頭の中で妄想が続いていることは仲間に内緒にして、銀座3丁目を最後に「銀ぶら」の部を終了。
歌舞伎座跡へ。
歌舞伎座は既に取り壊されていて、そこには見慣れない青空。
新しい歌舞伎座は2013年春の完成を予定している。
完成予想図をみると、慣れ親しんだ姿はそのまま。
その上にそびえているビル部分を"見なかった"ことにすれば、伝統のカタチだ。
伝統の「銀ブラ」そして、現代の「銀ぶら」 を終えた僕ら散歩仲間は、夕暮れ迫る築地へと歩を進める。
つづく
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