5分でわかる、日本一やさしいリニアモータカー解説と歴史
リニアモーターカーは2027年の開業をめざしている。
【 linear motor car 】
超電導磁気浮上式鉄道
linear=直線
側壁の推進コイルに電流を流すと、車体の超電導磁石との間で引き合う力と反発する力が生まれる。この力を利用して車体が前進する。
消費電力は新幹線の3倍。
名古屋市では、2005年からリニアモーターカー愛知高速交通「リニモ」が走っている。
2005年3月、愛・地球博の開催に合わせて開業。
最高時速100km/h
路線:藤が丘~万博八草 8.9km
地下鉄東山線は「一社」を過ぎて地上に上がり、終点「藤が丘」は地上駅。
乗り継ぎ客は、地上→地下と2階層下りて「リニモ」に乗車。
リニモはひと駅で地上に上がる。
乗客は上ったり潜ったり、変化に富んだ移動を楽しむことができる。
乗り心地は快適。
ストレスがなくしなやかな走り出し、直線や下りでは爽快な加速感。
鉄道、ゆりかもめなどの"新交通"、どれとも違う乗り心地だ。
2005年に訪れた時、藤が丘駅や万博会場ではリニモのお菓子「りにもなか」900円が売られていた。
ネーミングがナゴヤらしく秀逸だ。
リニアモーターを動力に使い、車輪でレールの上を走る電車も「リニアモーターカー」といい、日本では大江戸線が採用している。
日本では一般的に、磁気浮上式リニアモーターカーがリニアモーターカーと呼ばれている。
現在も開発が続いているリニアモーターカーは、中央新幹線として使われる。
10~16両編成で1,000席ほどの座席数になる予定。
【 リニアモーターカーの歴史 】
1962年
研究開始
1979年
7月、宮崎県日向市の実験線で試験開始。
1982年2月 日向市で撮影 517km/hを達成したML-500
1997年
4月3日、山梨県の実験線で試験開始。
1999年
4月14日、有人走行552km/hの世界記録樹立。
2004年1月
世界初の商用リニアモーターカー「上海リニア」開業。
上海龍陽路-浦東国際空港 30km区間
最高時速430km/h
技術開発はドイツ
2007年
山梨の実験線で定期的に行っていた公募による一般向け試乗会が終了した。
2008年
JR東海 松本社長が、自己財源で2025年までに「中央新幹線」営業運転開始を目指すと発言。
12月24日、国土交通省がJR東海ほかに、調査指示を出した。その後、メディアでは、着工が既定路線として書かれるようになった。
2010年
開業見通しが 2025年から2027年に修正された。
2013年
山梨の実験線が42.8kmに延伸される。週末に有料乗車会を実施する予定。
2027年
JR東海が中央新幹線 品川-名古屋間の開通目標としている。
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