時間を守ることに価値を感じていない人をチェックする方法
時間の約束を守らない人は社会人として失格である。
「時間に遅れるのは相手に失礼
時間に遅れる人は失格
そういう人とは仕事で信頼関係は築けない」
( →2006年記「時間を守る人」 )
世の中には「時間を守る人」と「時間を守ることに価値を感じていない人」 2種類の人が居る。
相手が「時間を守ることに価値を感じていない人」かどうかが明確になるチェック方法が2つある。
【 1 】「頃」「過ぎ」「午後イチ」を使う
【例】
スズキ役員がサトウ部長の携帯に電話をかける。
スズキ役員
「今日の15時過ぎ、ちょっと時間くれないか?そっちに行くよ」
サトウ部長
「わかりました・・お待ちしています」
この場合、サトウ部長は14:50頃から緊張して待つことになる。
一方、スズキ役員は15:15にやってきたりするが「15時頃」と言ってあるので当然という顔をしている。
人と時間を約束する時
「15時過ぎにおうかがいします」
「15時頃、お邪魔します」
という人がいる。
クルマで移動することが多い営業マンには、こういう人が多い。
ルート営業していると、前の得意先で"つかまる"ことがあり、次の予定が押していくことがままある。
だがそれは自分の都合だ。
訪問を受ける得意先にしてみれば、15時頃、15時過ぎという幅をもった時間で待たなければならない。
要は重要視されていない。なめられているのである。
営業マンにとって、それが重要な得意先であり、どうしても会いたいと考えるならば時間を正確に伝える。
営業マンのスズキさんにとって、サトウ商事のサトウ社長が重要な相手ならば、サトウ社長に対して「15:00にお邪魔します。30分ほどお時間をいただけますか?」と打診する。
サトウ社長は手帳の 15:00-15:30の欄にスズキと書き込めばよい。
スズキさんにとって、その日の予定は15:00が軸となる。
前の得意先で"つかまる"ことは許されないので、直前にはアポイントは入れない。
道路渋滞や電車の遅延、不測の事態を予測して、サトウ商事まで徒歩5分圏内に30分前には到着。
アポイントの時間まではクルマの中でメールを読むか、喫茶店で時間を潰す。
そして14:59にサトウ商事の玄関を開ける。
もちろんここで「いやぁ30分前に来ちゃいましたよ」とアピールしたりしない。
それは「自分は底が浅い人間です」と言っているに等しい。
「時間を守る人」は、アポイント時間ぴったりにやってくる人は、そのために人知れず努力をしてくれる人だとわかる。
このように「頃」「過ぎ」を言われてしまう場合、2通りの理由がある。
1つはこれを言う人が根っからルーズな場合。
もう一つは、両者に力関係の差が存在する場合だ。
【例】
サトウ部長
「今日、午後イチにお時間いただけますか」
スズキ役員
「・・・」
この場合、サトウ部長は、敬語、ていねい語さえ使っていれば、自分は"まっとう"だと勘違いしている。
部下が上司に「頃」「過ぎ」「午後イチ」を使う会話はあり得ない。
東海大側が聞いていた約束時間は「午後3時過ぎ」。
待ちぼうけとなった横井監督らは、強い不快感を示していたという。
(中略)
日本ハム側は「午後3時半過ぎ」と伝えたつもりでいたのだ。
(10月29日 報知新聞)
ドラフト会議で菅野智之を指名した日本ハムのスカウトが、翌日東海大学を訪問したことを伝えるニュースである。
方法【 2 】へつづく
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