菅野智之巨人 ではなく日本ハム
「今年もそういう時期なんだなぁ」
スーパーマーケットのエレベーターに乗っている。
壁にはお歳暮の広告ポスター。
豪華な焼き豚やハムの詰め合わせが所狭しと並んでいる。
車のラジオは菅野智之の交渉権を日本ハムが獲得したと伝えている。
10月16日に東海大の横井監督が「(菅野智之には)意中の球団があるようだ」と語って以来、週刊ベースボール、サンスポが巨人志望を伝えていた。
ドラフト当日の報知新聞では、巨人の単独指名が濃厚だが日本ハム・阪神・中日がリストに残していることを伝えていた。
日本ハムは去年のドラフトでは急遽、斎藤佑樹を指名してソフトバンクの王貞治が「(突然球団が増えて)確率が下がった」と語っていた。巨人も警戒していたことだろう。
去年、澤村拓一が巨人の単独指名となったことも意外だったが、菅野智之を巨人以外が指名したことも同じくらいに意外だ。
菅野智之のおじいちゃんが顧問を務める東海大との関係を考えると、これからスカウトの人は大変である。
菅野智之のおじちゃんが監督を務める巨人との関係を考えると、球団営業の人は気が重いだろう。
また、プロ野球界ではヤクルト、ロッテ、日本ハムだけが全国の一般消費者を相手に商売をしている。
対象が薄く広い親会社の経営だ。
親会社の社員の人は複雑な気持ちでいるのではないか。
巨人ファンと同様に「なにも菅野智之にしなくても・・」と思っているだろう。
ニッポンハムはホームページのIR情報で、四半期毎の実績を公開している。
12月に終わる四半期と次の四半期の推移が興味深い。
ただし、北海道日本ハムファイターズ・ファンの皆さんにとっては、ダルビッシュの後継者となり得るエース候補の交渉権獲得は喜ばしい。
お歳暮のハムは少々売れ行きが鈍るかも知れないが、その分はファンの皆さんが買い支えてあげればよい。
巨人と巨人ファンは今、計算が狂ってがっかりしている。
ただここ数年、坂本勇人、藤村大介と外れ1位が活躍。結果的に"外れて当たりだった"ケースがつづいている。
外れ1位の競合で当てた松本竜也が、いつかこれを後で笑える日となるよう努力してもらいたい。
そして最後に菅野智之本人。
これから何処に行くにしても、茨の道こそが楽しい人生。
自分にとってベストな茨の道を進んで欲しい。
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